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安定した話し方の三要素

動画画面

安定した話し方の3つの要素の説明です。これを身につけていけば、楽な話し方になります。実際の話し方を動画でご確認いただけます。

第一の要素 「息継ぎ」
話す時は必ず息を吸います。吃音を出している方は、胸呼吸(浅い胸の呼吸)になっていることが多くみられます。力みのない自然な軽い腹式呼吸を習慣としていくと、安定感が生まれてきます。呼吸の重心が下(お腹)に下がっている感覚です。
詳しくは、「良い呼吸習慣を身につけましょう」をご覧ください。
第二の要素 「伸ばす」
伸ばす感覚は、出だしを滑らかにします。出だしや語尾を伸ばす意識をもって話していくと、早口のスピードも抑えられて、安定感が出てきます。
第三の要素「つなげる」
音をつなげて、柔らかな発語感覚を体感していただきたいです。この動画では実際の話し方を実演しています。
(例 1)
「お伺いいたします」の「いたします」の「い」に意識が入って止まってしまう場合
(例 2)
「お世話になっております」の「おります」の「お」で止まってしまう場合など。

この3つの要素が一連の発語フォームとして身についてくると、安定度がグンと高まります。 ぜひチャレンジなさってください。

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動画のテキスト

こんにちは。さわやかカウンセリングの江田です。

今日のワンポイント・レッスンは「安定した話し方の三要素」です。

吃音意識を持ちながらも調節して話すためには、3つの要素が上手く活かされていることが大切です。それは「息継ぎ」「伸ばす」そして「つなげる」ということです。

1.息継ぎ感覚

一番目の「息継ぎ」とは力みのない自然な軽い腹式呼吸の息継ぎ感覚です。

日常会話でことばがひっかかり気味ですと、意識が入ることばの直前で発語の流れを止めて、浅い呼吸をして区切って話すことを繰り返していると、みぞおち辺りに息が入るような感じの胸呼吸が習慣となってしまいます。

静かにしている時の呼吸がその人の呼吸習慣と言えます。いつも腹式呼吸を意識して話さなければならないということではありませんが、無意識に自然な力みのない腹式呼吸で話しているという習慣を身につけていきたいものです。

2.伸ばす感覚

二番目は「伸ばす」感覚です。

伸ばす感覚は、出だしを滑らかにします。

例えば、「ありがとうございます」の「あ」が出にくい場合、「あぁりがとうございます」という感じです。

「私」ということばが出にくい場合は、「わぁたし」という微妙な伸ばし感覚です。

自分の名前が言いにくい場合なども、この伸ばし感覚を定着させていくことをお勧めします。出だしや語尾を伸ばす意識をもって話していくと、おのずと早口が緩和されて、話しやすくて柔らかな話し方となります。しかし、伸ばしすぎると不自然になりますので、あくまで軽く伸ばす感覚が大切です。

3.つなげる感覚

三番目は「つなげる」感覚です。

特に母音がひっかかる傾向のある方に習慣としていただきたいです。

例えば、「お伺いいたします」の「い」に意識が入って出にくい場合、「お伺い、いたします」ではなく「お伺い」の「い」を伸ばして、「いたします」の「い」にそのままつなげます。

また、「お世話になっております」の「おります」の「お」に意識が入って、「お世話になって、おります」のように区切れてしまう場合は、前の「て」の裏にある母音「え」を少し伸ばすようにして「お世話になってぇおります」の気持ちで話します。「ぇ」と「お」は同じ母音ですので、実際は口の形を微妙に変えるだけです。

実際柔らかに話しますと、母音は自然にこのようにつながって発言されものです。

「息継ぎ」「伸ばす」「つなげる」の3つの要素を会話で実践していくことは、簡単とは言えませんが、その気さえあれば自分の話し方習慣として徐々に定着させていくことができると思います。

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