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話し方改善 体験談(30歳~39歳)(P.7) 心地よい話し方、他

 自分自身のオリジナルの発語感覚を育てていきたいと思います。

Nさん(大阪府在住 会社員 34歳 男性)

私は現在34歳で、小学校の1年生位から吃音の症状を意識し始めました。

学生時代は、本読み、発表、友達との会話などで、自分が思う様に話せず色々嫌な思いをしました。例えば本読みで「わ・わ・私は」「お・お・思います」など、どもってしまうと笑われたり、クラスメイトに真似されたりしました。しかし自分自身、明朗で活発な性格と、友人が沢山いた理由もあり、吃音に対して深く悩んだりした事は無かった様に思います。

話すことで悩み、苦しんだのは社会人になってからです。大学卒業後、父の経営する会社(リフォーム業)に就職しました。仕事柄、得意先の担当者やお客様と話をする機会が大変多いのですが、電話やお客様との打ち合わせで、最初の言葉が出てこなかったり、どもる事を恐れ、違う言葉で言い換えたり、数秒間が空いて会話が止まったりしました。自分の話し方で印象を悪くしているのではないか、担当者、お客様が私のことを頼りなく感じているのではないかと心配しました。

その頃から、仕事やプライベートでの会話でとてもストレスを感じるようになり、「今日はどもらずにしゃべれるだろうか?」「人は私の話し方をどう思っているのだろうか?」「私の吃音が原因で仕事が減ったりしないだろうか?」と考えるようになり、挙句の果てには、「どうしてこんな自分を生んだのか。」と両親をも憎んだりしました。

毎日、「どもる事無くしゃべれたらどんなに幸せだろうか」、「○○さんの様にスラスラと話が出来たらなぁ」と、思いながらもどうする事も出来ない自分が悔しく、自己嫌悪に陥ってしまう事もしばしばでした。

そんな時、『吃音』で検索していると、江田先生のさわやかカウンセリングのホームページに辿り着きました。コンテンツの電話カウンセリング&レッスン体験談を見てみると、私にエールを送って貰った様な、光が差し込んだ様な気がして、早速トライアルレッスンを申し込みました。

レッスン当初は色々緊張し、納得のいく話し方ではありませんでしたが、8回目に私にしか分からない感覚ですが、あるキッカケをつかみ、一歩前へ進んだ感覚を今でも覚えています。

レッスン開始からまだ10ヶ月ですが、私がこの10ヶ月の間で学び考えたことは、まず、吃音意識を自分自身で受け止めた上で、ポジティブに毎日楽しく明るく生きる事が大切だということです。

次に、江田先生がいつもおっしゃっている様に、安定した話し方感覚を育て積極的に話す機会を作り実践する事。

安定した話し方感覚は、人それぞれ違うと思いますが、私の場合は早口なので、ゆっくり、はっきり、楽しく話す事を心掛けています。(電話の場合は、左手で受話器を持ち右手に「ゆっくりと話す」と書いたメモを見ながら話しています。)

また、あまり話す事に神経質になる必要は無いと思いますが、会話中は出来るだけ自問自答しながら話すと安定度が増すような気がします。例えば、「少し早口になっているからゆっくり話そう」「この言葉はいつも出にくいから最初を伸ばしてみよう」などです。

まだまだ、緊張した場面や話す人によって安定度にかなり差があるのが現実ですが、焦らずこれからのレッスンで自分自身のオリジナルの発語感覚を育てていきたいと思います。

※ ひ と こ と :
ことばが詰まる自分を否定せずそのまま受け入れ、一方、自分なりの安定した発語フォームを工夫して育てていく姿勢が改善の王道です。
これからも「自分自身のオリジナルの発語感覚」を育て続けてください。

 良いときと悪いときの振れ幅が小さくなってきました。

Aさん(札幌市在住 32歳 会社員 女性)

私は事務職の仕事をしています。会社の電話応対も仕事の一つなのですが、これにとても苦戦してきました。

私の場合、子供の頃から吃音があった訳ではなく、電話の言い難さというのは、たまたま社名を名乗る際につまずいてしまったことがきっかけでした。

また繰り返してしまったらどうしようと怖がっていると、度々つまづくようになり、更に周囲の目も気になって「苦手意識」がどんどん根強くなってしまいました。朝一番に失敗してしまった日には、終日それを引きずり、ひどいときには、電話応対以外の日常的な会話もぎこちなくなることもあって、私にとって大きな悩みの種でした。

ただ不思議と、この言い難さは、ふと改善したり、ある日またやってくる、を繰り返しました。この不安定さも治したいと思い、問題はきっと内面にあるのだろうと、意識改善のための本を読みましたが、なかなか克服できませんでした。

そんなとき、たまたまインターネットでさわやかカウンセリングのことを知りました。私と同じような悩みの方の体験談を読み、よし、これだ、とレッスンを受けてみると、自分が浅い呼吸になりがちであることを指摘してもらったり、言えた、言えなかったと神経質に自分を評価するのではなく、こんな感じで話すと安定するなという方向へ、自分で話し方を調節すると良い、とアドバイスをいただきました。

アドバイスを受けてから、割と安定する自分なりの話し方感覚をいくつか見つけて、電話応対がうまくいかないのではと思うときに試してみるよう心がけると、少しずつですが安定するようになりました。

レッスンを受け始めてから半年が経ちます。これまでの根強い苦手意識や不安は残っていますが、嬉しいことに、良いときと悪いときの振れ幅とでもいうのでしょうか、それが小さくなってきました。レッスンの効果だと思います。

今後は、不安な気持ちがある状況でも、自分なりに調節をしてスムーズに話すことが出来るようになることを目標にレッスンを続けていきたいです。

※ ひ と こ と :
Aさんは模範的と言えるとてもきれいな話し方をなさり、職場の会合の司会もこなし、吃音で悩んでいるとは誰も想像できないと思います。この半年に渡るレッスンと実生活での会話経験によって、Aさんの内面の安定度が徐々に高まりつつあるように思います。

 安定した話し方感覚の気持ち良さを、たくさん経験していきたいです。

Sさん(埼玉県在住 31歳 会社員 男性)

私の吃音との付き合いは物心ついた頃からです。小学生時代から現在に至るまで、話し方を改善しようといろいろな試みを行なってきました。

小学生時代は母が見つけてきてくれた言葉の教室への通学と毎日の本読み、中学生時代はいろいろな委員会に参加し、全校生徒の前で20回ほどスピーチをしました。スピーチ本番の前には毎日1時間ほど練習を繰り返しました。

しかし吃音は全く改善されず、毎回のスピーチでどもった体験により、余計に吃音意識が体に染み付いたようです。その反動で、高校時代は改善への取り組みを何もやらずに過ごしました。

大学に入り都内で一人暮らしをするようになってからは、いずれ訪れることになる就職活動に向け、吃音矯正教室、心理療法、吃音克服団体、大学のカウンセリングなど、いろいろな施設に通いました。しかし、これまでと同様に改善はされないまま社会人となりました。

そして社会人になってからも相変わらずどもりながら、それなりに何とかやってきましたが、吃音を克服したいという思いは強くなり、いろいろな団体に参加しながら、自分なりの話し方を考え、試行錯誤を繰返してきました。

当時の、吃音に対する個人的な考え・改善の取り組みを簡単にまとめると、どもるまでの過程は、
『①予期不安+②上手く話そうとする余計な考え ⇒③それによって引き起こされる体の反応によりどもる』
であり、①・②を改善すればどもらなくなるはずだ、というものでした。

そのため、この数年は①・②の改善に集中して取り組み、改善が見られた時期もありました。しかし、会話の最中に吃音が出始めるとコントロールが利かなくなったり、①・②が少ない場面でもどもることが多く、リラックスしていても話し方が非常に不安定になることを多く経験しました。

ですから、「安定した話し方に体が慣れていない(もしくは安定した話し方というものを体が知らない)。体はどもる話し方に慣れてしまっている。」「①・②の改善と同時に、体に安定した話し方の習慣を覚えこませる必要がある」、という考えに至りました。

安定した話し方を身に付けるために実際に人と話す練習がしたいと思い、話し方教室や、電話でのコーチングを探していましたが、そんなとき、「さわやかカウンセリング」のHPを見つました。

「自分の内面での安定した発言感覚を育てていき、コントロールする幅を広げていくこと」、いう捉え方に非常に共感いたしました。また、この考えに加えて、江田先生自身が吃音を改善しておられることも、さわやかカウンセリングを始める決め手となりました。江田先生の存在自体が、さわやかカウンセリングの改善の方向性が正しいことを証明してくれているからです。

レッスン中は、自分でも驚くほどどもらずに自然に話ができています。この心地良さを体が学習してくことで、日常生活でもさらに自然な話し方が出来ているように思います。

現在は、詰まる意識が浮上する場面でも安定した話しができるよう毎日試行錯誤しています。今後の変化が楽しみです。

※ ひ と こ と :
Sさんは今まで多くの改善の努力を払ってこられました。①「発語予期不安」と②「上手く話さなければという構え」が少なくなっても、日常の話し方が不安定であるのならば、Sさんのおっしゃるとおり吃音が定着している状態です。
内面の安定した発語感覚(発語イメージ)をコツコツ育てていくことが、改善への正しい方向性だと思います。