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吃音克服 体験談(18歳~25歳)(P.10)吃音改善アップ、電話恐怖の克服、他

 

 電話でどもる恐怖から解放されつつあります。

Yさん(神奈川県在住 22歳 会社員 女性)

私がどもりだというのを意識したのは、確か小学校高学年の頃だったと思います。何がきっかけだったかは覚えていません。

言葉の一文字目が言えるかどうかが気になり、大勢の人の前で喋ることが怖くて、学生時代は先生に指されたり、朗読の順番が迫ってくると心臓がバクバクしてどうしていいかわからなくなり、自分の番になると数秒の無言の後、精一杯声を絞り出してその場を切り抜けたという嫌な思い出があります。

私の吃音は、言いたいのに声がでなくなるタイプで、「ナ行」や「マ行」などの言いにくいと自覚している文字に常に発語予期不安があります。

アルバイトの時は、接客業なのに「いらっしゃいませ」の「い」が出てこなくて、裏で店長に泣きついたこともありました。店長や親からは「客をじゃがいもだと思いなさい。緊張する必要はないのだから」と言われました。

調子の良い時は普通に言えたり、「いらっしゃいませ」の前に「はい、」とを付けることでスムーズに言えるようになったりしましたが、今度は「ありがとうございました」の「あ」が言えなくなったりして、周りの人は普通に話せるのに、どうして私だけどもってしまうんだ・・・と本当に悩みました。
結局それからは接客のアルバイトはしなくなりました。

しかし今年の春、試練が訪れました。「就職」です。接客のない事務職を選びましたが、そこに「電話応対」という業務が頻繁にあることに入社してから気付いたのです。

周りの人が自分の電話応対を聞いている、という緊張。どもるのではないか、という不安。新入社員は進んで電話に出なければいけない、というプレッシャー。それが全て裏目に出て、電話に出て自分の名前を言う時につまってしまうのです。「お世話になっております」の「お」が出ない。「失礼いたします」の「し」が出ない。

さらに困難がもう一つ。出社時・帰宅時に職場にいる全員の席を回って挨拶をしなければならないです。緊張して「おはようございます」「お先に失礼します」の「お」が出てこない。その人の前に無言で立ち尽くして、「どうしたの?」と笑われた事もありました。「あぁ・・・変な子だと思われてるんだろうな」と思ったら、余計に緊張してしまって言葉につまる悪循環。会社に行くのが嫌で嫌で、食欲もなくし、1ヶ月で5キロ痩せたりしました。

社会人としての基本的な応対が出来ないことに本当に自己嫌悪に陥ってしまい、これではダメだと思い、パソコンで検索をして出合ったのがこの「さわやかカウンセリング」です。

どもりで悩んでいる人がこんなにいるのか、そしてレッスンを通してその悩みを克服している人がいるんだ、という事を知り、私も申し込む決意をしました。

しかし、レッスンの時は全くどもらない私は、レッスンを実生活で全く活かせず悩んだ事もありました。そんな時、美容院の予約をしたのですが、いつもはスムーズに言えない自分の苗字をレッスンで練習した「出だしを伸ばす」ようにしたらスムーズに言えたのです。効果が目に見えた事が本当に嬉しくて、「江田先生のおっしゃる『調節する』とはこういう感じか!」との感覚を掴んだ瞬間でした。

職場に頻繁にかかってくる電話の応対には、入社から2ヶ月ほどでさすがに慣れて、電話が鳴る恐怖はなくなりました。しかし今度は電話をかけなければならない恐怖が私を悩ませました。かかってくる電話はスムーズに名乗れるけれど、こちらからかける電話ではスムーズに名乗れない、という自分でも何故だかわからない現象が起きるのです。

悩んで先生に相談したところ、「電話はどちらかというとかける方が楽なんですよ。電話を受ける時は自分の都合に関係なくかかってくるけど、かける時は自分の都合でかけられる。心の準備ができるでしょう?」との言葉に私はとても救われました。

その次の日から、今までスムーズに言えなかったのが嘘なのではないかというくらいスムーズに名乗れるようになったのです。

私の場合「どもる」のは本当に気持ちの問題なのだという事がわかってきました。「大丈夫」だと思えば言える、「言えないかもしれない」と思えばつまる。気持ちをコントロールするのは難しく、本心で「大丈夫」だと思わなければつまってしまう。

本心で「大丈夫」と思えるように、このレッスンで発語感覚を身につけようと頑張っています。まだまだ完璧とは言えませんが、振り返ってみると、「スムーズに名乗れるようになった」「相変わらず緊張はするが、つまらずに挨拶ができるようになった」というように、今までできなかったことができるようになってきたのです。

長い目でみながら、安定した発語感覚を身につけていこうと思っています。

※ ひ と こ と :
Kさんがアルバイト先で「客をじゃがいもだと思いなさい」と言われたように、私も「人前で話すときは人をキャベツだと思えばいい。」と言われたことがあります。でも、どんなに人をじゃがいもやキャベツに見立てても、やはり相手は人ですから、緊張してことばが出てこないのは仕方がありません。正しい発語感覚を育てていくことが本当の自信につながると思います。




 

 日常生活に採り入れて、自分なりの習慣にしていきたいです。

Aさん(兵庫県在住 21歳 大学生 女性)

私が吃音を意識し始めたのは小学校の頃だったと思います。それでも小学校の頃はわりと積極的で、発表なども進んでしていました。

中学に入り、必要以上に人目を気にするようになったせいか、吃音意識が強まり、人前で話すことが嫌で嫌でたまらなくなりました。

高校、大学と歳を重ねるごとにその意識は強くなり、友達と話をするときでさえ、どもらないようにと過剰に意識するあまり、会話がおかしくなったり、自分から話をふることを避けたりするようになってきました。そして、このままでは人と話すことが怖くなり、良いコミュニケーションがとれなくなってしまうと思い、とても不安な気持ちになっていました。それでも、なかなか吃音と向き合えず、対処することを避け続けていました。

しかし、これからの大学での発表や就職のことなどを考えると、このまま逃げているわけにはいかないと思い、どうにかしなければという気持ちでインターネットを見ているときに、このさわやかカウンセリングに出会いました。

レッスンを受けている方の体験談などを読んでいるうちに、やってみようという気持ちになり、自分を変えるために思い切って申し込みました。

レッスンでは、詩を朗読したり、会話の練習をしたり、人前で話すことを意識したスピーチの練習をしたりと日常生活に基づいた話し方の練習をすることができて、役に立ちます。また、実際に電話を入れる練習もするので、電話への不安が少しずつなくなり、自信をつけることができてきました。

また、私は今まで自分の話す速度が速いという意識がなかったけれど、江田先生に「もう少しゆっくり」と言われて、少しゆっくり目に話すことを意識すると、意外とすらっと言葉を発することができるようになりました。話す速度をゆっくりにすることで、話す方も言いやすくなるし、聞く方にとっても聞きやすい話し方になるとわかったので、日常の会話の中でも意識して話すようにしています。また、語尾や最初の音をのばしたり、音をつなげて話すことで、言いづらい言葉もすらっと言えるようになることもレッスンを通して学びました。

まだまだ吃音意識や発語不安もあるし、話すことに全く抵抗がなくなったわけではないけれど、このレッスンを通して学んだことを日常生活に採り入れて、自分なりの習慣にしていきたいです。そして、発語不安がある中でも、うまく調節して、自分なりに良い話し方ができるようにこれからもレッスンを続けていきたいと思います。

※ ひとこと
Aさんは大学で医療関係の学びをなさっておられます。将来、医療の現場で患者さんとの会話など、ことばによるコミュニケーション場面が多くあることと思います。大学での発表など、話をするさまざまな機会を上手くとらえていってください。




 何よりレッスンを始めて変わったと思うことは心構えです。

Sさん(宮城県在住 25歳 大学生 男性)

私は現在、某大学の歯学部六年生です。小学生のころから毎日どもりを気にしながら生活してきました。

どもりにも人それぞれ程度や傾向があると思いますが、自分の場合は第一声が出にくく、言葉がつまってしまいます。緊張しているわけではないのですが、緊張して声が出ないのだと勘違いされ、笑われたりして辛い思いをしたことが何度もあります。  

特に電話が苦手で、ケータイのようにかけた相手がわかる場合ならまだいいのですが、それ以外の場合は、相手に自分の名前を伝える第一声がとても出づらく、電話恐怖症に近い状態でした。

まわりの人たちには、自分が言葉が出づらいことは気付かれていると思いますが、なんとか今までだましだまし生活してきました。これはできる限り人前で話すことから逃げて生活してきたということです。

しかし今年の1月から大学で臨床実習が始まり、今までのようにどもりから逃げるのが不可能になってきました。患者さんと接したり、先生や患者さんに電話したり、症例に関してプレゼンしなくてはならない機会が急激に増えたためです。これらをうまくこなす自信はまったくなく、卒業したとしても、患者とまともに話せないような医者を雇う病院はあるのだろうかと考え、今後のことを考えると胃が痛くなり、精神的にもとても辛くなりました。

そんな状態から少しでも脱するために、吃音についてネットで検索し、さわやかカウンセリングのHPに出会いました。電話でレッスンするという方法や、価格設定が良心的なことから、レッスンを受けてみることにしました。レッスンをはじめて約半年が経ちます。

この半年間でレッスンから学んだことはたくさんあります。まず自分は原稿があるとかなり言葉を発しやすいということを知りました。最近では電話をかける時など紙に書いてからかけるようにしています。また、呼吸方法や始めの音をのばして発声することで、言葉を発しやすくなることも普段の生活で実践しています。

なによりレッスンを始めて変わったと思うことは心構えです。以前は、これから社会に出て医者としてやっていく自信がまったくなかったのが、今では、なんとかなるんじゃないかくらいの気持ちでいることができます。江田先生の、環境が変わって話さなくてはならない状況になっても徐々に環境に慣れて話せるようになってくる、という言葉がとても印象に残っています。

※ ひ と こ と :
さまざな方がレッスンを受けておられますが、医療や福祉関係の方々も多くおられます。人とのコミュニケーションが大切な分野です。
歯科医を志して大学で学んでおられるNさんにとって、臨床実習やプレゼンなどでのお話し場面は、レッスンを受けている今ではまたとないスピーチ実践の機会です。原稿があると安定して話せるという“長所”がありますので、原稿を整えて自信をもって発表してください。



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