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良い呼吸習慣を身につけましょう

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話す時は必ず息継ぎ(呼吸)をしますが、良い息継ぎ、悪い息継ぎがあります。
良い息継ぎ ―腹式呼吸― の説明です。

胸呼吸と腹式呼吸の二種類の呼吸があります。
  • 運動をしている時は誰でも肋骨を広げて息をします。これが胸呼吸です。
  • おへそを中心としたお腹を軽くすっと膨らまして息をするのが、腹式呼吸です。
  • 静かにしている時、また静かにしていて話す時は、お腹が軽く広がる腹式呼吸をお勧めします。
  • 腹式呼吸は肺の下にある横隔膜が動き、気持ちが落ち着きます。緊張するときに腹式呼吸をすると緊張感がほぐれます。

それでは腹式呼吸をしてみましょう。動画をご覧ください。

腹式呼吸を身につけると吃音がなくなるということではありませんが、安定した話し方に繋がります。ぜひご自分の習慣となさってください。

カウンセリング&レッスンで、腹式呼吸の感覚をつかんでいただくことができます。

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こんにちは。さわやかカウンセリングの江田です。今回のワンポイント・レッスンは「良い呼吸習慣を身につけましょう」です。

普段、呼吸についてはあまり考えないものですが、安定した話し方のためには適切な呼吸・息継ぎを認識して習慣化することをお勧めします。

呼吸は肺に空気を入れる動作ですが、大きく2つに分けられます。それは胸の呼吸とお腹の呼吸です。

胸の呼吸とは、肺に空気を入れる動きです。運動をしているとハアーハアーという胸呼吸になります。体を動かしながら話すときも胸呼吸になります。

例えば、(実演)「佐藤さん。今一階から三階まで階段で上がってきたところです。ちょうど良いところでお会いしました・・・」という話し方です。

けれど、静かにしているときも胸呼吸ですと、不安定な話し方になります。

例えば、(実演)「昨日、佐藤さんと久しぶりに会ったのですが、近くの喫茶店に入ってずっと話していました。」というように、ことばのつながりが区切れがちになります。

吃音が出ている時の話し方もこのような呼吸になっているものです。胸呼吸の息継ぎの感覚としては、肋骨が左右に分かれているみぞおち辺りに息が入る感覚です。普段、吃音が多く出る方は、胸呼吸が習慣となっている場合が多くみられます。

一方、安定した呼吸は腹式呼吸です。なぜお腹の呼吸が安定するかというと、肺の下にある横隔膜の上下運動につながるからです。

腹式呼吸といってもさまざまな形があります。ヨガでは鼻から息を入れて口から出す深い呼吸をします。またコーラスなどで歌を歌う時の腹式呼吸は、軽くお腹に力みを入れて瞬時に息を入れます。

しかし、会話の時の腹式呼吸は、力みを入れると強すぎますので、あくまで力みを入れないで自然であるのが良いと思います。

それではここで腹式呼吸をしてみましょう。背筋を伸ばしてください。肩の力を抜いて手のひらを下腹部、おへその下あたりにあててください。力みを入れずに軽くスッと下腹部を膨らまします。とても軽くです。おへそを中心としたお腹全体がスッと微妙に膨れますね。お腹が膨れると同時に、口から息が入ってきます。溜めずにスーッと口から息を出します。

黙っているときは口を閉じますので鼻から息を入れますが、今は話す時のように、口から入れて口から出してください。

日常の生活で腹式呼吸をたえず意識する必要はありませんが、静かにしているとき、また寝ているときに軽い腹式呼吸になっていることが望ましいです。

腹式呼吸が習慣になると吃音が出なくなるということではありませんが、安定した話し方の大切な要素となりますので、ぜひご自分の習慣となさってください。

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