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吃音改善体験談(18歳~25歳)(P.4)吃音を客観的に捉えられる、電話対応での自信、他

このカウンセリングにチャレンジして良かった。

Hさん(岡山県在住 24歳 会計士 男性)

私は物心ついたときから言葉の言いづらさを意識していました。しかし、長男で人一倍責任感が強く、また恥ずかしがり屋だった私は、そのことを絶対に人に話したくありませんでした。ですから、人前でどもりながら話すこともできず、言いにくい時は常に言葉を言い換えていました。

高校、大学に進学するにつれてそのこだわりは強くなりました。誰にも頼ることなく、自分一人で治していこうと思っていました。  

税理士を目指して、大学卒業後に専門学校へ進学しましたが、専門学校に入学したとたんに、言葉の言いづらさがこれまで以上にひどくなりました。大学生の頃には言えていた言葉が、この時期から急に言えなくなったのです。この頃から自分の吃音について真剣に悩むようになりました。人と話すことが怖くて仕方がありませんでした。

悩んだあげく通信販売の吃音矯正教材を購入しましたが、自分一人で訓練をしても、効果が全く実感できませんでした。それでも私は、そのことを人に打ち明けることができませんでした。  

その後、私は会計事務所に就職し、吃音への不安におびえながら仕事をしていました。その頃に、インターネットで江田先生のカウンセリングを知りました。とても悩みましたが、毎日が不安だった私は、藁(わら)をもすがる気持ちで申し込みました。これまで人に吃音を告白したことのなかった私にとって、大きな決断でした。

江田先生は初回のカウンセリングで、「人は一生しゃべっていかないといけない」と私に話しました。この言葉はとてもシンプルで、私の心を打ちました。話すことを怖がって、一生を棒に振ってはいけないと強く認識しました。  

私がこのカウンセリングで感じたことは、自分だけで話し方の練習をするより、人(先生)を相手にしてすることの方が遙かに身につくということです。

レッスンを始めたときから、江田先生に「いい話し方ですね」と言われています。確かにレッスンの時は気持ちよく話せます。けれど、レッスンで言えるからそれでおしまいというのではなく、このカウンセリングを続けている理由として、吃音を客観的に捉えられ、安心できることと、日々の実践につなげて経験を積んでいくことが大切だと思うからです。自分ひとりだけで長年秘めていた悩みをオープンに相談できることで、気持ちが楽になっていることも確かです。

先日、職場である会社の担当を任され、決算にあたって電話連絡など話すことの多い日々が続いていましたが、その業務もつつがなく終えることができました。レッスンのおかげだと思っています。

※ ひ と こ と :

レッスンでのHさんはとても安定した聞きやすい話し方をなさいます。しかしこれで終わるのではなく、日常業務でストレスのかかる中での安定した言い方に広げていくことがレッスンの目指すところです。
会計士は業務連絡、説明など話をすることが多いお仕事です。話し方のプロとしての自覚をもって仕事に励んでいただきたいです。

 念願の保育士としての仕事が内定しました。(写真はイメージです)

Iさん(岡山県在住 22歳 大学4年 女性)

女性

親の話によると、私は小学生の時からどもって話す傾向があったということですが、私自身はあまり気にしてませんでした。

しかし中学生の時、授業で当てられ、答えは分かっているのに声がでなくなる経験をしました。そのことがきっかけで、どもることを意識するようになりました。

それからは、話すことに対して自信がなく、人前で話をする場面を避けるようになりました。私は保育士になるという幼い頃からの夢がありました。大学に入るまでは、子どもが好きという気持ちさえあれば大丈夫だろうという甘い気持ちでいました。

しかし実際に大学に入学すると、グループ討議・模擬保育・実習など人前で話す機会が本当に多く、苦手なことばかりでした。人間関係は恵まれていて、失敗しても笑われるくらいでしたが、常に話すことに対して劣等感をもつようになり、どうして自分だけ普通に話すことができないんだろうと悩んでいました。

それでも、保育士になるという夢は持ち続け、なんとか治そうとインターネットで調べたり、教材を買って実践したり、音読や発声練習をしましたが、効果はありませんでした。

そして就職活動の時期に入り、本当に治さなければならないと思っていた時、さわやかカウンセリングのサイトを見つけました。

正直、本当に治るのかな?と不安に思っていましたが、体験談を見て、吃音で苦しんでいる沢山の人達を助けている人なら信用できると思い、トライアル・レッスンを受けることに決めました。

初めてのレッスンの時は、とても緊張しましたが、江田先生の声を聞くとすぐに落ち着くことができました。先生の声はとてもゆっくりで、聞き取りやすく吃音を持っていたとは思えない話し方でした。先生ご自身の体験を踏まえた話を聞くと共感でき、すぐに受け入れることができました。

私は今まで吃音を治さなければならないと焦っていたのですが、先生に「治そうとしないでください。詰まる意識があっても調節して話せるようにしていきましょう。」と言われて考え方から変えることができ、それだけでも気持ちが楽になりました。また、レッスンを通して、自分が普段とても早口で話していることを実感しました。先生から、私が目指している保育士の仕事は子どもを相手にするため、ゆっくり丁寧に話すことが大切だというお話を聞き、早口を直したいと真剣に思いました。

トライアル・レッスンを終え、レッスンを継続することに決めました。レッスンでは、主に腹式呼吸や詩や会話文の音読、電話応対のシュミレーションを行います。レッスンの時に言いにくい言葉で引っ掛かかってしまっても「いい話し方ですよ。」と褒めていただいたり、「ゆっくりと音を繋げることを意識して」などとアドバイスをくださるのでいつも安心してレッスンを受けることができました。

レッスンはまだ5回ほどですが、話すことに対して確実に前向きになってきました。ここ最近では、幼稚園での実習や、希望の保育園へのボランティアや採用試験、面接など、人前に出て話す機会が沢山ありました。

レッスンを受ける前の私だったら、またどもったらどうしようと悪い方にばかり考えてしまい、上手くいかなかったと思います。ですが、レッスンを受けていたため、どもっても大丈夫だからゆっくり丁寧に話すようにしようと心掛け、自信をもって話すことができました。

その結果、実習で子供たちに絵本の読み聞かせをしたとき、私の読み方を褒めていただくことができました。さらに、保育園でのボランティアでは好印象を持ってもらえ、面接でも落ち着いて話すことができ、希望の保育園に正社員として採用していただくことができました。

まだ、話し方が不安定になってしまう時もありますが、これからのレッスンの中で良い話し方を身につけ、来年の4月からの保育園での仕事では、子ども達や保護者の方々から信頼してもらえる保育士になれるようにしていきたいと思っています。

※ ひ と こ と :
Iさんが僅か5回のレッスンで認識なさったことは、
①吃音意識を否定しない、取り除こうとしないこと。
②早口からくる不安定な話し方の改善、この二つです。
この大切なことを心に留めて実践していった結果、幼稚園での実習での本読みの高い評価、面接での良い態度、自信を持った話し方に反映させることができました。
このことをきっかけに、話す世界、コミュニケーションの世界を確実に広げていただきたいです。
  


 吃音と向き合うことは勇気のいることでしたが、今はその決断は間違っていなかったと思っています。

Mさん(愛知県在住 22歳 大学4年生 男性)

電話でのレッスンを受け始めてまだ2か月しか経っていませんが、現在少しずつその成果を感じています。私がそう感じるのは、レッスンでの「腹式呼吸」「伸ばす感覚」「繋(つな)げる感覚」を意識することで、自分の内面の安定した発語感覚が育っているからです。

そもそもこの電話でのレッスンを始めたきっかけは、長年悩みの種であった吃音としっかり向き合おうと思ったからでした。吃音と向き合うことは勇気のいることでしたが、今でもその決断は間違っていなかったと思っていますし、そうすることで改善の具体的な階段が見えてきていると思います。

江田先生との電話でのレッスンで、「話し方が少し硬(かた)いですね」との指摘を受け、それ以来、部分的に微妙に「伸ばす感覚」や「繋げる感覚」を意識して実践しています。

レッスンの中でも、私にとって一番の成果は、自分の名前「はい、○○です」がはっきりと相手に伝わるように言えるようになったことです。それまでは、硬い話し方で音と音がくっつくような早口で話していましたので、相手に聞き返されることが多かったのですが、レッスンでの「伸ばす感覚」を意識することで改善されました。

レッスンを始めてまだ2か月程ですが、自分の内面の発語感覚、話し方習慣が安定してきていると感じています。今後も継続することで、ゼミでの発表などで更に自信を深めていきたいと思っています。

※ひ と こ と :
吃音と向き合うことは勇気が入りますが、若いときに安定した良い発語感覚をしっかり構築していくことは、これからの人生にどんなに良い影響をもたらすかは想像に難くありません。話し方のエキスパートになるのだという姿勢で実践を重ねていただきたいです。

 自分がいかに雑な話し方をしていたのかがわかりました。

Fさん(岐阜県在住 24歳 会社員 男性)

私は高校在学中からどもることがありましたが(「吃音に至る過程」参照)、高校を卒業したあたりから言葉がうまくでなくなり、ついには自分の名前や住所なども言えなくなりました。性格も暗くなり学校生活もとても辛いものでした。

社会に出てからも苦労は絶えず、仕事で分からない事があっても上司に聞くことが出来ず、ほとんど独力で仕事を覚えました。コミュニケーションが満足にとれませんでしたが、黙々と仕事をこなす私を会社が評価してか、入社一年で主任に任命されました。

製造業ということもあり、それまではあまり発言しなくても仕事上問題はなかったのですが、主任となってしまったため朝礼や昼礼でみんなの前で話をしなくてはならなくなりました。難発性の吃音である私にはかなり苦しい事でした。自分の話し方を嘲笑(ちょうしょう)され、怒って手を上げてしまった事さえありました。

そんな生活を変えるためインターネットで吃音改善教材マニュアルなるものを幾つか購入し、実践してみました。気持ちの面で多少効果はあったものの、話す事自体に恐怖を感じるようになっている私にとっては、役に立ちませんでした。

そんなある時、いつものようにネットで調べていたら「さわやかカウンセリング」のホームページを見つけ興味を持ちました。

実際にレッスンを受けてみると、自分がいかに雑な話し方をしていたのかがわかりました。レッスンのたびに言われる「より良い話し方を身につけて、それを使いこんでいくこと」を実践していくうちに、話す事への恐怖が和らいできました。話しにくい場面でも、話す練習のつもりで積極的に話すことが出来るようになりました。

さわやかカウンセリングでレッスンを始め8カ月がたちました。まだまだ言葉が詰まってしまったり、リズムが乱れてしまう事があります。しかし調節する意識をもっているので、どもっても前向きに受け止められるようになりました。 

これからも多くの場で発言し、より良い話し方を身につけていきたいです。

※ひ と こ と:

レッスンを受けている受講生にとって、朝礼で話すことや電話応対などは貴重な場面です。緊張を強いられる中で調節しながら話していく経験は、日常の会話で安定した丁寧な話し方をしていこうとする意識へつながります。



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