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吃音改善 体験談(40歳~49歳)(P.5) 人前で落ち着いて話す、他

 話し方を100%コントロール出来るように頑張りたいと思っています。

Yさん(兵庫県在住 46歳 会社社長 男性)

私は社長という立場上、社員の結婚式では主賓という立場で招待状を頂きます。この招待状は本来うれしいものだと思いますが、吃音者の私にとっては非常につらく、内心出席しなくても良い方法は無いだろうかと探してみたりしてしまいます。

10年程前に始めての主賓スピーチで極度の緊張状態に陥り、吃りまくって、しどろもどろで何を言っているのか分からない挨拶になってしまい、とても恥ずかしい思いをしました。その後、結婚式が5回程ありましたが、親族だけで済ますと言う事で、幸か不幸か招待されることはありませんでした。(社員が気を使ったのもあると思いますが)

ところが3年前に入社して半年ぐらいの新入社員から結婚式の招待状を頂きました、当然、主賓のスピーチがあります。断るわけにもいきませんので、出席することになりました。

久しぶりの主賓のスピーチまで2ヶ月をきり、不安と言うより「必ず失敗する」と言う想いで頭がいっぱいになっていた頃、このホームページを見つけました。

何度かレッスンを受け、江田先生のお話をお聞きしていますと、他の矯正所との違いが分かり、ここなら「人前でスムーズに話せる様になるかもしれない」いう思いが湧いてきました。

江田先生が「詰まる意識は根強く残るものです。全てコントロールして下さい。私も話に夢中になるとひっかかりやすいので意識的にコントロールしていますよ。」と言われました。

私は今までに「二カ所の催眠療法所、話し方教室、矯正合宿プログラム」など、いろいろな矯正機関に通いましたが、あまり効果はなく長続きしませんでした。それは教室に通うことにより、私から吃音意識そのものを消し去り、普通に何の抵抗も無く言葉を発せられる様になると思っていたからだと今になって気付きました。

3歳ぐらいから吃り始め、直したいと思ってから37年余り、ずっと“どもり”という自分が受け入れられず、吃音者ではない自分が本当の自分だと思っていました。

直すのではなく、コントロールする。それは吃音の自分を否定するのではなく、そういう自分を受け入れ、「うまく付き合っていく」という事を江田先生に教えていただきました。なんだか肩の荷が下りたような気がしました。

主賓スピーチのほうですが、レッスンを受け始めてから3回ありまして2勝1敗といった感じで、まだまだ勉強が足りませんが、大分慣れてきたと思います。今後もありそうですので頑張らねばなりません。

仕事で打合せや会議などで、いろいろな方にお会いする機会が多いのですが、最近、ことばの詰まる方にお会いすることがありました。

お仕事は大企業の営業職で、人前でお話されることが多い立場の方です。しかし堂々とお話をされ、詰まりながらもうまくコントロールしながらお話されています。

この方のように吃音を持っていても、バリバリと仕事をされている方に出会いますと、自分も負けてられない、頑張らねばという思いが湧いてきて、前向きな自分になれるので、とてもうれしく思います。

今後の目標としましては、レッスンを受けている間は「緩やかペース」が実行できていると思うのですが、日常生活の中ではなかなか出来てませんので、日常生活の中や緊張しない場面でも「緩やかペース」で話す様に意識し、話し方を100%コントロール出来るように頑張りたいと思っています。

※ ひ と こ と :
ことばが詰まる自分を受け入れられず、どんな場面でもすらすら話す自分が本当の自分だと思っていますと、絶えず今の自分を否定し続けることになってしまいます。まさに青い鳥を追いかけるようなものです。
今を受け止めながら、より良い話し方感覚を「育てていく」意識こそ、今を楽しみ将来を信じる姿勢につながっていきます。

 調節して話す感覚が身につきつつあることを感じています。

Oさん(茨城県在住 49歳 コンビニ経営 男性)

私は「あ」と「お」で始まる言葉を話すときに不安になり、どもってしまうことがよくあります。私はコンビニを経営しているのですが、「ありがとうございました」と言うときに詰まってしまいます。買い物をしたお客さまがレジで清算をするのですが、そこでの「ありがとうございました」の一言がどもってしまうのです。タイミング良くちゃんと言おうと思えば思うほど不安になり余計言えません。

店には、バイトのスタッフもいます。バイトの人には、ふだん仕事を教えたり、しっかり仕事ができなければ注意したり、よくやってくれる人には褒(ほ)めたりしています。しかし、自分がこんな状態では示しがつきません。

何とかせねばと思いネットで「さわやかカウンセリング」を見つけました。レッスンを始めて1年近くになりますが、今ではちゃんと「ありがとうございます」と言えます。私の吃音は、21歳ぐらいのときに始まって、今が49歳ですから、相当長い間、根強く身についています。

レッスンを始める時はまず姿勢を整えて、腹式呼吸をするのですが、この自然な呼吸法をしっかり身につけたいと思っています。

仕事の現場で時々不安になってスムーズに言えないこともあります。以前の自分ならそういう時何とかしなくてはと思って、焦り、不安に振り回されていました。しかし、今の自分にはそれなりに調節して話す感覚が身につきつつあることを感じてます。

※ ひ と こ と:
Oさんとのレッスンでは、どこが言いにくいのかは私には全くわかりません。それほど支障なく完璧に話されます。言いにくさはその人の内面の発語感覚の世界ですので、各人が自分で安定感覚を見いだし育てていくことに尽きます。
これからもOさんがご自分なりの自然な安定感覚を育んでいかれるのが楽しみです。

 司会、自己紹介、スピーチなど、人前での話が楽に自信をもってゆっくり話せるようになりました。

Nさん(愛知県在住 47歳 公務員 男性)

私は今まで吃音について、寝てもさめても気になり、とことん悩み苦しみました。まず、
1.人前で話せない。
2.自己紹介でどもる。
3.料理を注文できない。
4.司会ができない。
5.電話で自分の声が周囲で聞かれている場所では、どもる。
等々・・・。まだ他にも書ききれない位あります。

このような中で「さわやかカウンセリング」に受講を申し込んで、約1年間、月2回の電話でのレッスンを受けました。正直、吃音の私にはレッスンは楽ではありませでした。最初はろくに話せませんでした。江田先生には、「話し方が暗いですね。明るく話しましょう。」と言われる始末でした。

けれど、1年間のレッスンの成果として、1~4までは、完全とは言えませんが99%克服できました。皆さんに信じてもらえないかもしれませんが、司会、自己紹介、スピーチなど、あれほどどもって第一声がでなかったのに、楽に自信をもってゆっくり話せるようになりました。

子供のスポ-ツ大会で挨拶をしたときのことですが、帰ってから子供に「アナウンサ-みたいな話し方だったね」と言われるくらいでした。自分でも不思議に思います。コ-ヒ-を注文するのもコ-ヒ-が言えず苦労していた自分が、なぜこのように変われたのか考えました。

結論は話すことの「自信」をつけたことでした。どうして自信がついたかの理由は下記のとおりです。

①.レッスンでの指導で、話し方の改善の基本ができ、人前で話すコツを教えていただき、何度も練習しました。 このことによってどもって声が出ない自分に、楽に落ち着いて話ができる調節方法が身につきました。

②更に、人前で話したことの成功体験の積み重ねにより絶対どもらないとの自信がつきました。調整しないと今もどもると思います。難発は外部刺激によって生じると言われていますが、話し方に自信をつけていくにつれて、外部刺激に強くなっていったか、気にならなくなって、その結果として克服につながったのだと思います。

しかし、まだ課題となっているのが5.の電話です。電話では今もどもります。場合によっては瞬時、声が出ないこともあります。人前だと今までの成功体験により、落ち着いてゆっくり話せます。けれど電話は相手の顔が見えません。これであわてまくって、早口でどもりながら話してしまいます。相手の顔が見えないという恐怖が、心を不安にし、緊張し、自信がなくなり言葉につまるのだと思います。

電話は、私にとっての最後の課題です。今考えると、電話が嫌いだ、苦手だとの意識が今まで強すぎたのかもしれません。叱責の電話、クレ-ムの電話など、実際はほんのわずかです。電話って便利だ、電話で話すのは楽しいことだと思うことは苦手意識克服の第一歩かもしれません。ですから、すでに電話を好きになっている自分を思い描いています

※ ひ と こ と:
話すことの自信をつけていくのは実際に経験を重ねていくことに尽きます。Iさんは話すことが多い仕事にありますので、レッスン受講生として好環境です。
最後の課題が電話とのことですが、「電話を好きになっている自分を思い描いている」ことが、そのとおりになっていくことを信じています。