カウンセリングと話し方レッスンを同時に行うどもり改善のためのスカイプ・電話スピーチレッスン トライアルレッスン料金と通常レッスン料金

吃音の方のために安定した話し方習慣に貢献

どもりの健全な捉え方とどもりとの共生を提唱し、安定した話し方習慣を実際的・具体的に共有。

吃音(どもり)は、言葉の引っかかり、ちょっとした言いづらさを日常繰り返しているために、吃音(どもり)感覚を体が覚えてしまったこと、あるいは、幼少の時など、過去に吃音を出していて、その感覚をそのまま引きずっていることなどがその背景にあると思います。

吃音(どもり)とは何なのか、その症状と原因について、また吃音の改善はどのようにしていけるのかを説明しています。
ここに書かれてあることが改善にとても実践的であることを、実際に改善をされている多く方々の体験談が証明しています。

    INDEX 
         
   吃音(どもり)の特徴
   発語予期不安について。
   吃音と「滑舌が悪い」こととは別です。
   緊張するからどもるという訳ではありません。
   ひとりだけでも吃音が出ることがあります。
  チェックリスト
 吃音の原因
子供の吃音の改善について
吃音(どもり)に至る過程(幼児期・子どもからの場合)
吃音改善の理解のために 
改善への方向性が必要です。
どもり改善につながる4っのこと
  1.吃音意識を否定しない。
  2.約立つものは上手く採り入れてみましょう。
  3.「正しい息継ぎ」「伸ばす」「つなげる」感覚
  4.話し方に神経質にならないように。
  ワンポイント・アドバイス
  このような方におすすめです。
ご 挨 拶




吃音(どもり)の特徴



   

 発語予期不安について。



               吃音を改善した男性


吃音意識がありますと、言いにくいことばを言う前から察知します。これが発語予期不安です。

心の動きは妙なもので、予め「言えそうだ」と思うと、言えることが多く、反対に「これは言えない」と思うと、案の定、難しくなります。話す前から「言える」「言えない」の暗示を自分でかけているようなものです。



   

 吃音と「滑舌が悪い」こととは別です。



吃音で悩む男性

話し方が不明瞭であったり、早口で舌が絡まる話し方を「滑舌が悪い」という表現を使いますが、これは吃音(どもり)とは区別されます。「滑舌が悪い」とは単にことばが引っかかる、絡まることであって、心の領域にまで及んでいないものです。

吃音の特徴としては・・・

  1.      母音(あいうえお)あるいは「か行」の発音など、本人にとって発語の不得手な音がある。
         言う前から“言える言葉”“言えない言葉”の区別がある。発語予期不安がある。
         出だしの音がなかなかでない(難発)、音を繰り返したり(連発)あるいは音を不自然に伸ばすようにして話す(伸発)。
         ことばが出にくくなると足を床にトンと踏む、手を振るなど、瞬間的に体の一部を動かしたり、力みを入れたりする。(随伴行動)
         話している途中で小刻みに息を吸い込んで、不自然な息継ぎをしている。(息継ぎの乱れ)
         発音しにくいことばがあると、別の言いやすいことばに換えて言う。(言い換え)



       

     緊張するからどもるという訳ではありません。


    吃音で悩む男性

    緊張するからどもる、緊張感を弱めればどもらないと思う方がおられますが、緊張していなくても言葉が詰まるものです。日常、詰まった不自然な話し方を多く出していますと、その発語感覚が身についてしまい、常習化しています。家族などとの打ち解けた場でも吃音が出ます。

    職場などでの強いストレス、緊張感を緩和するために、催眠療法や心療内科などでの処方を必要な期間受けることはそれなりの効果があるかと思いますが、安定した発語感覚を意識化して育てていくことが大切だと思います。



       

     ひとりだけでもどもることがあります。


  1. 吃音の改善を願っている男性


    吃音を繰り返していると、言う前に「言い難いことば(音)が近づいてきた。言えるのか?」という信号が、言おうとする自分に送られます。心の中に絶えず自分の話し方をチェックする“試験官”がいるようなものです。“試験官”の立てたハードルをいかに飛び越えていくかの心の内面の葛藤です。

    このチェック意識が深まると、日常会話で発語を一語一語チェックするようになり、自然な発語の流れが寸断され、歪められた発語感覚が深まっていきます。

    更に、他人のいない自分ひとりだけでの朗読でもことばが詰まる場合もあります。これは日常繰り返されるどもる発語感覚と、発語をチェックする意識の両方が作動して、発語を止めてしまう状態と言えます。



     

    “チェックリスト”



    今のご自分 にあてはまるものにチェック()をいれて、合計点を出してみましょう。吃音のおよその程度が判ります。


       自分の名前を言う時、言いづらさを感じる時があるが、実際に詰まることは殆どない。   1  点
       言いにくいことばを他のことばに言い換えて話すことが多い。  点
     早口のため、日常会話で聞き返されることがある。自分で不安定な話し方だと感じる。  1  点
       言いにくい名前、社名があり、言う時、詰まることが多々ある。  2  点
       「ありがとうございます」などの決まったフレーズが、場面によって言いづらく感じる時があるが、実際には詰まることはない。   1  点
       日常、吃音を出して話しているが、自分としては特に気にしていない。  点
       「ありがとうございます」「お世話になっております」などの決まりフレーズが場面によって言いづらく、詰まることがある。  点
       母音など、特定の言いにくい音がある。  点
       他の人がいない独りだけでの朗読でも、詰まることがある。 20  点
       スピーチなどで、言いにくい一語を言ってしまえば気が楽になって、後のことばに詰まることはない。  2  点
       職場での電話応対で、名前、社名、挨拶言葉がよく詰まる。  点
       人と話すことは好きだが、話すことそのものが疲れる。  1  点
        会話では詰まることがあるが、朗読(資料の読み上げなど)では詰まることはない。  点
        相手に聞き返されたときは、必ず詰まってしまう。  点
       合 計     
 
  
  1.  ■ 1~2点まで  ごく軽い詰まり感。吃音意識があるかないかの軽い段階。
     ■ 3~5点まで  軽度。言いにくさを感じるものの、仕事や社会生活は支障なくやっていける。
     ■ 6~9点まで  スピーチなど、改まった場で正確に話すことがハードルとなる。
     ■ 10点以上  吃音が定着している。

    ※ 詳しくは「診断チェックリスト」をお使いください。


     

    吃音の原因



    吃音の原因は何か


    吃音の原因を特定しようとするのは難しいです。ただ“引き金”“要因となるものはあるかと思います。幼児期の子どもの吃音のきっかけになり得るいくつかの要因を挙げますと・・・


    驚いた時などにうまく言葉が出せなかったことが記憶に残り、話すことへの恐怖心を持つようになってしまった。

    どもって話す子の言い方をふざけて真似していたら、詰まる感覚を覚えてしまった。

    転校などの環境の変化。

    親の不和などによる家庭内のストレス。

    家族が極端な早口、または吃音である。

    厳しいしつけ、親、教師などからの(吃音のことではなくても)叱責を受けた。

    吃音を笑われたこと、また大人(親、教師など)からの話し方の細かな忠言があった。

    左利きを無理に右利きに変えようとするような精神的ストレス。


    ・・・など、さまざまです。これらがあると吃音になるということではありません。あくまで要因としての材料にすぎません。

    幼児期、子供(小学生)のときには全く吃音がなく、10代後半からどもり意識を持つ場合もありますが、引き金となる事柄は幼児期のそれと共通です。

    成人してから吃音を持つ方は、職場での電話応対の指摘、朝礼で不意にことばが詰まってしまったこと、「ありがとうございました」など決まったフレーズで一度どもってしまったことなど、言葉が詰まった出来事がどもる意識を持つ引き金となるようです。



     

    子どもの吃音の改善について



    吃音の小学生



    上記「吃音の原因」の項目で子どもの吃音を助長する事柄を述べましたが、今すでにどもって話しているお子さんの対応としては、話し方を矯正しようとするのではなく、吃音の要因の項目で挙げた環境に該当するところがあったら、それを少しでも取り除いていくことをお勧めします。

    具体例として・・・

    転校した場合、環境の変化によるストレスは話し方に影響を出すものです。できるだけ新しい環境からくるストレスを軽くしてあげる。

    どもって話していても、指摘しない。せいぜい「ゆっくり話そうね」程度の言葉がけ。

    親が早口でなく、緩やかなスピードで話しかける。

    家庭内のトラブル・不和があれば努力して軽くしていく。

    放課後の学習塾、習い事のスケジュールを見直して、息抜きができるようにする。(適度なスポーツはストレス緩和に役立ちます。)

    学校の担任に事情を話し、吃音の理解を持ってもらう。

    吃音であっても、決して能力が劣っているのではないことを励ましてあげる。


    これらのことを実行することは、親として決して容易ではありませんが、心がけていただきたいです。要は、子どもに過剰なストレスをかけない、不安を軽くしてあげることです。

    小学生高学年ごろになって、親に悩みを話したり、自ら話し方(どもり)を改善していきたいと願うようになったら、改善の具体的な行動がとれる時です。電話カウンセリングを受講することをお勧めします。
    学校生活で話すことの良い経験を持って、自信をつけていけることでしょう。



    1.  

      吃音に至る過程
      (幼児期・子どもからの場合)



    2.    

       もともと話をすることは難しいことではありません。


                      赤ちゃん

      赤ちゃんが声を出して泣き、初めてのことばを出す。だんだんとことば数が増えてくる・・・自然な成長過程です。幼児は耳で聞いたことばをそのまま自分の口に出します。身体上の特別な欠陥がない限り、またインドで狼に育てられた少女アマラとカマラのような特別な環境でない限り、誰でもことばを覚えて話をします。

      そもそも話すという行為は、歩いたり走ったりするのと同じ様に、言い方をひとつひとつを意識することなく、覚えた言葉でそのまま口に出すものです。幼児期は自分の憶えたことばを何の気兼ねもなくそのまま発していける環境なので、「うまうま」「ワンワン」「ちょうだい」など、何でもことばに出しますし、お母さんも周りの人たちも皆かわいいと喜んでくれます。すべてが受容される世界です。赤ちゃんにとって声を出して話をすることは心地よいものなのです。


         

       成長とともに周囲から話し方の要求が加わってきます。



      吃音改善を願う家族


      しかし、幼児から小学生低学年と年齢が増すにつれて、話すことへの社会的要求が課せられてきます。ことばの発達段階での話し方(吃音)の注意を受けたりすると、自分の話し方に引け目感じ、話すことを控えるようになることもあります。


         

       吃音意識を持つようになるのは小学高学年ごろから。


      吃音がある小学生


      吃音の特徴としては、「ぼ・ぼ・ぼ・僕はね・・」などの“連発”。「そ~れでね」「た~かし君がね」など不自然に長く伸ばす“伸発”。出だしの音が出ず、息んだままブロックしてしまう“難発”。手や足を動かして、体の動きをつけて話す“随伴行動”などがあります。また、言いにくいことばを他のことばに言い換えて言うことが多くなったりします。

      幼児期(子供)はことばの発達段階ですので、吃音があっても大方は成長とともに消えていくものです。けれど、そのまま引きずって定着することもあります。

      また子どものどもりの多くは「仮性の吃音」で、どもる意識が根付いてない状態です。子どもは自意識(他人が自分の話し方をどう思うのかという意識)が浅いので自分の発語をチェックする意識は弱く、心の領域にまでは及んでいません。

      小学生高学年ごろになると他人(友達)と違って変な話し方なのかなと自分で思うようにもなります。この辺りから大人と同じ吃音意識が芽生えてきます。


         

       吃音の固定化


      吃音の固定化イメージ


      詰まりながら話していると、社会生活(学校)で支障が出てきます。

      個人の性格やストレスの度合いにもよりますが、どもったことで笑われたとか先生に訂正されたとか、本人にとって上手く言えなかったという失敗経験が重なりますと、どもり意識の固定化につながっていきます。


         

       大人になってから発症するケースもあります。


      電話をする女子社員


      それではすべて子どもの時期から端を発するのかと言いますと、そうでない場合も多くあります。

      学生時代にアルバイト先で「ありがとうございました」が詰まってしまって上手く言えないことがあった・・・そして就職して電話応対で社名、名前で詰まるようになり、言えるかどうかの意識が強く入るようになってしまった。

      ストレスの多い部署に配置転換になったら、どもることを意識するようになり詰まりだした。

      静かなオフィスで自分の電話の声が周囲に聞かれているのが気になってから、言葉が詰まるようになった。

    3. など。


      日常会話ではよどみなく話している人でも、大人になってから特定の場面で吃音を意識し、ことばが詰まり始めることがあります。


         

       体の反応


      吃音で悩む青年


      普通、話をする時は左脳のみが働くのに対し、吃音状態で話をしている時は、左脳の他に右脳、小脳も活発に活動しているとの報告があります。これは「話さなければならない」という意志と、発語を妨げる体の反応との相克状態に置かれていることを示しているのではないでしょうか。

      この時の体の反応は、肩、舌、喉(のど)などに力が入り、横隔膜が上がって呼吸が浅くなるなどの動きがあります。




       

      吃音改善への理解のために



    吃音が改善されて楽しい会話



    1. 話し方、意識の改善をこのように捉えています。

    1. 吃音は治療するものではありません。ここで取り上げている吃音は、発声器官に問題があって起こる吃音ではありません。

      改善の方向はあくまで安定した話し方の習慣作りにあります。電話カウンセリングでは、受講生が良い話し方の習慣を身につけることを目標としています。

      話し方の改善は、治る・治らないという白・黒の世界ではありません。どもり意識があっても話し方を調節できるようになるのが本当の改善です

      話し方の改善は焦らないことが大切。短期間で焦ってなんとかしようと思うと上手くいきません。体質改善と同じように実践と経験の地道な積み重ねが必要です。

      どもる意識、発語予期不安、ひっかかる感覚があることをそのまま受けとめつつ、安定した発語フォームを実践を通して身につけ育てていくことが健全な姿勢です。

      発語予期不安を消そうとすることは意味がありません。無くそうとすればする程、こだわり・囚われ意識が助長されます。安定した話し方の調整能力が身につくに比例して、過度な不安感も和らいでくるものです。

      電話や人前で話す際、緊張して言葉が詰まるものですが、緊張していなくてもどもって話していたり、言い換えをしていることがあるものです。日常会話で偽りのない安定した話し方を実践していくことが自信につながります。

      ひとりだけで音読をするときも言葉が詰まる、あるいは実際の会話が成り立たない方もおられます。このような方は基本的な発語練習を繰り返す必要があります。

      言葉が詰まる症状・レベルは個人によって異なりますので改善の画一的な方法はありません。けれど安定した話し方への共通した方向性はあります。



         

       改善の方向性。


      「幼少の頃はよくどもっていたが、今は全くどもらない。」「一時期は気になっていたが、いつの間にかどもらなくなってしまった」・・・など、吃音が“治った”ということを聞くことがあります。
      「吃音(どもり)が治る」といいましても、その受けとめ方は人によってさまざまで、少々言いづらさを感じていても生活に支障がないので“治った”と捉える人もいますし、300人程度の大勢の人々の前でのスピーチで言いづらさを感じるので、“治っていない”と受け取る人もいます。

      学生の時は意識せずに話していけて治っていた筈なのが、仕事に就いてからことばがつかえてしまったりする場合のように、環境が変わることによってどもる感覚が浮上してくることがあります。

      また管理職になり、朝礼、会議、司会、部下の指導など、指導的立場でのコミュニケーションが要求される時、話すことの不安が出てきてどもる感覚が表れてくることもあります。

      このように、ライフステージは変化し、話すことの社会的要求は変化します。どのような場面でもコントロールしていけるというレベルにまで高めていくには、成り行きのままでは無理で、自分はどのような話し方を実践していったらよいかという、具体的な改善の方向性を探り、身につける必要があると思います。


      話し方練習



       

      改善につながる4っのこと



         

       1.吃音意識を否定しない。


      吃音改善四ヶ条


      吃音は単に滑舌が悪いということとは違い、言いにくい音(ことば)の発語予期不安を持っていることを意味します。今は言えるけど、あの場面では言えないかも・・・など、事前に言えるか、言えないかを探るセンサーが働きます。

      この意識を人為的に取り除こうとすると逆に発語不安を深めてしまうものです。

      会社で電話が鳴るとき、ドキドキする自分を否定せず、「ああ、ドキドキしているな」とそのまま受け止めていくように、どもり意識に付随するあらゆる感情を否定せず、そのまま受け止めていく姿勢が大切だと思います。


         

       2.役立つものは上手く採り入れてみましょう。


      吃音が改善されて会話が楽しい


      話し方の安定・向上に役立つものは複数で上手く採り入れてみましょう。

      腹式呼吸の習慣化、緩やかな発声練習、気持ちの持ち方トレーニングなど、安定した話し方に活かせるものがあります。ひとつだけにこだわらず、ご自分で良いと思うものは3つ4つと複合的に採り入れましょう。

      ストレスが重なると吃音が出やすくなるものです。また、軽いジョギング、水泳などの有酸素運動でストレスを和らげる工夫も積極的に採り入れたいものです。



         

       3.「正しい息継ぎ」「伸ばす」「つなげる」感覚を実践していく。


                      吃音が改善されて電話している男性

      吃音意識を持ちながらも調節して安定感をもって話す要素は、「息継ぎ」「伸ばす」「つなげる」に集約されます。この3つの領域を意識化して日常の話し方習慣としていくことが、安定した話し方への確かな道だと思います。


      息継ぎ
      これは自然な力みのない腹式呼吸を基本とした息継ぎです。
      日常会話でことばがひっかかり気味ですと、意識することばの直前で発語の流れを止めて、瞬時浅い呼吸をして話し出すことを繰り返すために、みぞおち辺りに息が入る感覚の胸呼吸が習慣となってしまいます。
      いつも腹式呼吸を意識して話さなければならないという訳ではありませんが、力みのない自然な腹式呼吸の息継ぎを習慣としていきたいものです。静かにしている時の呼吸がその人の呼吸習慣と言えます。


      伸ばす
      伸ばし感覚は出だしを滑らかにします。「ありがとうございます」の「あ」、「わたし」の「わ」・・・何でも出だしを微妙に伸ばす感覚です。不自然なまでに「あ~りがとう」「わ~たし」と大きく伸ばすのではなく、あくまで微妙に軽く伸ばす発語イメージです。自分の名前が言い難い場合なども、この伸ばし感覚を定着させていくことをお勧めします。
      出だしや語尾を伸ばす意識をもって話していくと、おのずと早口スピードが緩和され、柔らかく聞きやすい語りとなります。


      つなげる
      特に母音がひっかかる傾向がある方に習慣としていただきたいです。
      例えば、「お伺いいたします」の「い」を伸ばして、後ろの「い」にそのままつなげます。 「お伺い~たします」の発語感覚となります。
      「お世話になっております」の「お」は前の「て」の裏にある母音「ぇ」を少し浮き出すようにして「お世話になってぇおります」の気持ちで話します。「ぇ」と「お」は同じ母音ですので、息はつなげたままで口の形を微妙に変えるだけです。実際柔らかに話すと、母音は自然にこのようにつながって発音されるものです。



      •    

         4.自分の話し方に神経質にならないように。


                         電話応対の女性 

        人前では絶対ひっかかってはいけない、自分の吃音を人に気づかれてはいけない、いつも流れるように話さなければならない・・・という思いでいると、話し方に過度に神経質になってしまいます。

        そもそも誰でもことばが絡まったり、時には「そ、そ、そうですか?」などと連発することがあるものです。テレビキャスターがあわただしい取材の現場で軽くどもって話すこともあります。場によって少々つかえることはむしろ自然なことです。

        どもる自分を受け入れられない、吃音を他人に察知されてはならない、だから自分が完全に納得する話し方をしなければならないというビリーフ(信念)を持つと、ちょっとした詰まりも気になります。

        軽い詰まりをダメだと思ったり、電話応対が上手くできたかどうかなどを細かくチェックすることは避けたいものです。

        多少のひっかかり感覚にこだわらず、ひたすら安定した発語感覚を実践していく姿勢が心を楽にし、改善につながっていくことと思います。

        •                 電話カウンセリング  

        • 電話レッスンでの4つの改善ステップ

          「さわやかカウンセリング」では吃音改善のための電話でのカウンセリング&レッスンをしております。

        • 改善ステップ 1 テキストにそった楽な発語感覚を育てる

          テキストにそった音読・会話練習で、適切な息継ぎ、力みのない発語、緩やかな語り感覚を体で確認していきます。特に日常、早口で話しておられる方は、しっかり覚えていただきたい基本です。
          朗読と実際の会話は異なりますが、原稿にそったスピーチ演習は、そのまま実践に使えます。


          改善ステップ 2 自分の安定した話し方を探っていく(発語フォームを育てる)

          改善ステップ1のテキストにそった発語は比較的、楽です。文字をたどる発語だからです。課題は日常の話し方です。職場や学校などで、レッスンで学んだ感覚をどれだけ活かし続けるかが改善のカギとなります。

          吃音改善は話し方の体質改善ともいえます。これは普段の何気ない会話の中で育まれるものです。「今は身内との会話だから特に話し方に注意しなくても大丈夫だ」と思って従来の雑な話し方をしていると、職場などでのイザという場で慌てるものです。
          「今はリラックスできるから話せる」「今は緊張して意識するから話せない」という二つの世界の二極化を縮めていくことが大切です。
          普段から安定感のある話し方を意識していると、この心理の差が縮まっていくものです。

          改善ステップ 3 発語予期不安を感じながらも、話せる体験を重ねていく。

          「またことばが出てこないのではないか・・・。またどもってしまうのではないか・・・」という発語予期不安は簡単に消え去るものではありません。大勢の前で話すときなどは不安が募ります。

          しかし、日常生活で適切な話し方を習慣化していると、緊張・不安の中でも話せる体験を持つことができるようになります。発語不安と共存していくことが大切です。

          さらに進んだ段階は、正しく話す制御力が発語予期不安に勝り、言えないのではないかという不安感情が殆ど起こらなくなる状態となります。


          改善ステップ 4 調節感覚を自分で維持していく。

          うまく話せる自信がついても、調子の良いとき、悪いときと波があるものです。必要によっては時折レッスンをすることで、安定した話し方を維持していただきたいです。

         吃音改善ワンポイントアドバイス   

    2017.8.17 話し方の改善は安定した発語フォームを育てることです。

    安定した気持ちの良い発語感覚を育むことは、話し方の良いフォームを育てることと言えます。野球のピッチャーが投球のフォームを研究する、ピアニストが指の動きの悪い癖を直して良い動きに変えていく・・・などと同じ感覚です。自然な息継ぎからことばのつながり、伸び感覚を、レッスンを通してご自分のものとなさってください。



    ■2017.7.27  二つの改善ステップ

    二つの改善ステップがあります。
    ①テキストにそった発語で充分な安定感を身につけていただく。
    ②良い発語感覚を日常生活の場に刷り込んで、ご自分なりの安定した発語感覚を実践していただく。
    外的刺激のある中で話し方をコントロールできるようになることが目標です。吃音の改善は日頃の安定感ある話し方の積み重ねにあると思います。



    2017.7.3  
    吃音(どもり)改善は白・黒の世界で区分けできるものではありません。

    吃音の改善は、直る・直らないという白・黒で区分けできる世界ではありません。調子の良い時、悪い時など波があるものです。発語不安、言いづらさがあっても、自分で話し方を調節できるようになっていく方向に向かっていることが改善への正しいプロセスです。安定した話し方感覚を身につけていけば、結果は後からついてくるものです。



    2017.6.9
    腹式呼吸は自然な発語に役立ちます。

    安定した話し方のひとつに適切な息継ぎ(呼吸)習慣があります。細かな息継ぎは、肩で息をするような息苦しさを感じるものです。楽な腹式呼吸の息継ぎが身についてくると、気持ちが落ち着き、ことばの流れが安定につながります。腹式呼吸をしていればどもらないという訳ではありませんが、安定した話し方の大切な要素ですので、ぜひ身につけていただきたいです。



    2017.5.30
     言い換えは吃音(どもり)を出していることと心理的に同じと言えます。

    言いづらいことばを、言いやすい言葉に置き換えて話すことは、言いづらい言葉を避けて迂回しているので、意識的には吃音(どもり)を出しているのと同じと言えます。場面によっては言い換えはひとつの対応手段ですが、常習化していると正確に話すことの自信がなくなります。言い換えを必要としない、気持ちの良い発語感覚を身につけていくことが必要です。

                    吃音の有名人についての本  

    「吃音の有名人、国内・海外65名リスト」のページが新しく加わりました。海外ではこのような方々がスピーチセラピーを受け、吃音を乗り越えて活躍しています。ぜひお読みください。

    ■ リティク・ローシャン (Hrithik Roshan)  1974年1月10日 ―  インドの俳優
    ■ サミュエル・L・ジャクソン (Samuel L.Jackson)  1948年12月21日 ― アメリカの俳優。
    ■ ティム・ガン (Tim Gunn)  1953年7月29日 ―  アメリカのファッションコンサルタント、テレビパーソナリティ。
    ■ ノエル・ギャラガー(Noel Gallagher)  1967年5月29日 ー イギリスのロックバンド 「オアシス」(Oasis)のギター、ボーカル担当。
    ■ ビル・ウィザーズ(Bill Withers)  1938年7月4日 ー アメリカのシンガーソングライター・歌手。
    ■ ボブ・ラブ (Bob Love)  1942年1月28日 ― アメリカのバスケットボール選手
    ■ バイロン・ピッツ (Byron Pitts)  1960年10月21日 ― アメリカのジャーナリスト、ニュース・キャスター、作家。

どもりの方のために精神面のサポートと実践的なレッスンによる会話スキルの向上を図る

一人だけでの朗読や発声練習では、緊張しないので詰まることはないという方がほとんどだと思います。外部からの刺激がないので、独りごとを言うのと同じ感覚で、自分の世界の中で自由に話せるものです。

しかし、学校や職場などでは外部刺激のたいへん強い世界に立たされ、上手く話そうとしてもことばが出てこない場面に直面します。

電話カウンセリングでは、その中間の立場に立ち、一人だけでの練習ではできない話し方スキルの向上、心理面のサポートを図りながら、日常会話、電話応対スピーチなど、あらゆる場面での安定した話し方の実践力につなげていきます。

カウンセリング対象者

このような方におすすめです!

  • 改まってお話をする時、ちょっと言葉がひっかかる。
  • 妙に意識して「ありがとうございます」「お世話さまです」など言いにくい。
  • 名前、会社名が場合によって出てこない。
  • 電話などで話す時、始めのことばが出にくい。また過度のストレスを感じる。
  • 人前でのスピーチ、司会、プレゼンなど緊張する中でも調節して話せる力をつけたい。
  • 吃音改善の教材を買ったりして自分なりに努力しているが、上手くいかない。
  • 自分の吃音(どもり)としっかり向き合って、話し方のレベルを上げていきたい。
  • 子供さんの話し方に不自然なところがあって、心配なさっているお父さん、お母さん。

ご挨拶

さわやかカウンセリング代表

江田 信久(えだ のぶひさ)

「さわやかカウンセリング」は、皆様のご理解をいただき、日本全国、そして海外在住の方々と電話(もしくはインターネット回線、スカイプを使用)でのレッスンをさせていただいております。

私自身が幼少の頃からの吃音(どもり)でしたので受講生との共通の理解を分かち合えますことを嬉しく思います。

吃音の程度は個人によりさまざまですが、基本的には、言葉が詰まる感覚を体が覚えていることと、自分の話し方の他者の反応の心理的圧力が吃音の要因となります。

多くの場合、過去の失敗経験が心の傷として残り、話すことの恐怖心が助長されていきます。今までことばのひっかかりなど全くなかったのが、電話応対、人前での司会、スピーチ、プレゼンなどをすることで意識し始めることもあります。

発語不安を正しく受け止め、電話応対や人前でのスピーチなど、緊張する場面でもコントロールして話すスキルを、カウンセリング&レッスンで身につけていかれることを願っております。

発語不安を正しく受け止め、緊張する場面でもコントロールして話す自信をつけて頂きたい