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吃音改善体験談(18歳~25歳)(P.2)話し方の改善、電話対応の自信、 他

 人前で話すことに積極的に挑戦していきたいと思います。

Mさん(東京都在住 25歳 リハビリテーション 理学療法士 男性)

私がどもることを意識するようになったのは小学校5年生の頃です。(「吃音に至る過程」参照)当時児童会長をしており、人前で話す機会が多い環境でした。最初は言葉の第一音が連続的になるだけだったものが、次第に言葉が詰まり出なくなってきたのです。人前に出てしばらく黙り込むこともしばしばありました。それを誰にも打ち明ける事ができず、人の目を気にして次第に人前に立つことをなるべく避けていくようになりました。

それでもなんとか社会人として医療のリハビリ職に就職することができました。しかしそれまで人前を避けてきて抑えられてきた吃音意識が、仕事という責任性と人前を避けられない環境で次第に強められ、言葉に詰まることが多くなりました。
誰にも打ち明けられず転職も一度考えましたが、そんなときに、さわやかカウンセリングのHPに目が留まりました。電話でレッスンを受けられるということで、まずは話だけでも聞いてもらいたいという気持ちも強く、レッスンを受けることにしました。

レッスンを始めて約4ヶ月が経ち、今は月1回ペースで続けさせて頂いていますが、レッスンを受ける前の自分と比べると、現在は話す時の力みが抜け、本当に気持ちが楽になりました。場面によってはまだ吃ることもありますが、以前吃っていた言葉が詰まらずに話せるものも多くなってきました。それは吃音を否定しない、受容した上で雑な話し方をせず安定した話し方を獲得していくという指導があったっからだと思います。普段やや早口だった私は、それ以来友達や家族と話す時も雑な話し方をせず、ややゆっくりと安定した会話を心掛けるようになり、それが職場でも自然と出てくるようになっています。

今後はスピーチやプレゼンテーションなど、人前で話すことに積極的に挑戦していきたいと思います。

※ ひ と こ と :
リハビリ関係のお仕事は、患者さんとの会話、職員との業務連絡、会議やプレゼンテーション・・・話すことの実に多い業務です。自分にとって安定した話しやすい話し方は、聞く側にとって聞きやすい話し方につながります。




 どんどん挑戦していこうという気持ちが強くなっています。(写真はイメージです)


男性

Mさん(福岡県在住 大学4年生 男性)

私の吃音が出たのは小学校の中学年(「吃音至る過程」参照)からになります。国語の音読などの、人前で何かを発表しなければならないときには非常に苦労しました。そして、中学校、高校と歳を重ねるにつれ、「将来吃音を持ったままで生活していけるのだろうか?」という不安が強く頭をよぎっていました。

大学生になっても、その悩みは消えることはなく、「なぜ、自分が吃音で苦しまなくてはいけないのだ?」と、いつも悶々とした気持ちで過ごし、治し方を模索していました。

そんなときに見つけたのが、さわやかカウンセリングです。自分が持っている悩みが少しでも軽くなればと思いレッスンの申し込みをしました。

レッスンを受け、まずわかったことは、今まで自分がどれだけ不安定な話し方をしていたかということです。話すスピードや、声の出し方など自分独りでは改善できなかった点を指導してもらえたので非常に役立っています。特に、音を伸ばす感覚や、音をつなげる感覚を意識して話すと、格段に話しやすくなりました。

また、レッスンを受けることにより、話したいという気持ちが強くなり、以前より積極的に話をすることができるようになったと思います。この前向きな気持ちになれたということが、レッスンを受けてみて一番良かったことです。

日常の会話の中ではレッスンの中で学んだことをまだまだ活かしきれていない状態なのですが、これから話す機会を増やし、その中で学んでいることをどんどん実践していきたいと思います。

私は、これから大学生活を終えて、社会に出ていくことになるわけですが、正直不安です。「仕事となれば電話の応対をしなければいけないし、敬語もきちんと言わなければいけないし、相手にいろいろな物事をうまく説明しなきゃいけないし...」という感じで、考え始めたらきりがありません。しかし、このレッスンを受け始めてからは、話すことを恐れず、どんどん挑戦してやろうという気持ちが非常に強くなっています。

私は、会計事務所勤務を希望しており、将来は税理士になることを目指しています。会計事務所での仕事は顧客先に出向くことが多く、人に接する機会が多い仕事だそうです。人に接する機会が多いということで、不安はよぎるのですが、税理士として身を立てていくことはどうしても叶えたい夢なので、恐れずに挑戦していきたいと思います。

今までの失敗経験にとらわれず、税理士の仕事の現場で恐れないでどんどん話している・・・、そんな将来の自分の姿を描いています。

※ ひ と こ と :
Mさんが税理士として身を立てていくという明確な目標を持って、将来を見据えつつ、改善に励んでおられますことは、とても具体的です。今までの5ヶ月間のレッスンで良い発語感覚を掴んでおられますので、残された大学生活の中で更に身につけていかれることでしょう。




 あらゆる話す場面に自信をもって接していける自分を描いています。(写真はイメージです)

男性

Fさん(兵庫県在住 23歳 大学院生 男性)

私の記憶にある限り幼少からずっと吃音があり、何かしゃべる度に引っかかることが煩わしく思っていました。しかし小さい頃は煩わしく思う程度で、どもることなどお構いなしに話していたような気がします。

歳が上がり、中学、高校に上がるとそういうわけにもいかなくなりました。どもって話すと馬鹿にされたり不愉快に思われたり、話がきちんと伝わってない場合があったりしました。

そこで一度改善しようと思ったものの、自分だけでは何をどうしたらいいのかわからず、そうこうしている内に馬鹿にされることなどにも慣れてきました。クラスメイトもしばらくすると私が吃音であることがわかった上で会話するようになるため、困るのは初対面の時だけでした。お互いがある程度分かってくると相手も慣れてきて私の話し方を揶揄(やゆ)する人はあまりいませんでした。

このように周囲の人間に恵まれていたためか、過激なイジメなどに合うこともなく中学、高校の学生時代を過ごしてきました。

しかし大学に進学すると勝手が違ってきました。高校の様にクラスがなく、初対面の人と話す機会が増えます。これまでなら初めは変に思われても時間が経つ中で相手が理解してくれて、どもっても笑われる程度でした。しかし大学では講義や実習で初対面の人と同じ班になったり、プレゼンテーションやディスカッションで話す機会が増え、しかもそういう時は重要な事柄を伝えなければならないので成績に反映されることが多く、きちんと伝えることに苦労し、時には思うように伝えられず、焦りや苛立ちを覚えながら諦めることもありました。

この時も何度か私自身で矯正しようとしましたが、何か試してもそれにどのような効果があるのかわからず、結局いずれ直るだろう、何とかなるだろうという楽観的な考えで過ごしていました。

そして就職活動を迎えました。その面接でどもってしまうところが多々ありました。ある会社の面接で、自分は吃音を持っていることを告げたことがあり、そのときの会社側の答えは「そういう人は採用できない」とのことでした。
また別の会社の面接を受けた時、自分が吃音であることを告げると、吃音をもっていても人より優れて頑張っている人がいるからあなたも頑張ってください、との励ましをもらいました。要するに吃音はマイナス要素でありそれを持っている分、何かそれを補うような他のプラスとなる点を持っていなければ採用できないということでした。

このマイナスの不安要素はどうにかなるだろうと、漠然とこの時まで考えていましたし、またいずれ自然と直るだろうと思っていましたが、このときどうにもならず、まだ直っていない自分がいることを認識せざるを得ませんでした。実社会では吃音は何らかのハンディキャップになることをここで改めて感じ、これまでのように楽観的に考えてはいけないと強く思いました。

その後、個人的な事情があり大学院への進学へと進路を変更しました。これは一つのチャンスでした。なぜなら社会へ出るまで数年伸びたことで、その間に少しずつ改善していく時間がまだあると考えました。そして矯正の手段をあれこれと探していると、さわやかカウンセリングに出会いました。

レッスンで初めに先生から、吃音は矯正するものではないことを言われました。正直これには驚きました。今まで何度か自分で改善しようと思ったときには、どうやって吃音をなくせるか、これは私の体の一つの欠陥であるので、どうやって直したらよいのかという直し方のことばかり考えていたと思います。
しかし、どもることは欠陥ではなく、少し間違った方向に話し方の癖がついただけであり、なくそうとするのではなく体が覚えた悪い話し方の癖を自分でどうフォローしていくかという考え方に変わったと思います。

現在、レッスンを受け始めてから半年以上が経ちますが、話の途中で引っかかったときの考え方が少し変わったように思います。以前はなぜ普通にしゃべれないのか、私はどこか欠陥があるのかと、ただ焦りと苛立ちを覚えるだけでしたが、今は「またこの癖が出たな、レッスンで教わったことの何が活かせてないのだろう?」と考えられるようになっています。確かにどもってしまう時がありますが、その時に闇雲に焦るのではなく、冷静に反省できるようになり、話し方と心の持ち方共に余裕が出てきている感覚があります。

また、レッスンでは折りにふれて他の受講生の体験を聞かせていただき、私と同じように苦労している方々がいて皆さん各々努力をしていることを知ることができます。今まで吃音をもつ人と出会うことがなかった私としては、それは改善に向かうための大きな励みになっています。

大学院を卒業し社会に出るときには何かを諦めることなどなく、また誰かと比べられることなく、あらゆる話す場面に自信をもって出ていける自分を描いています。

※ ひ と こ と :
現在大学院生のFさんが、社会に出るまでの学びの期間に、話し方の改善の具体的な目標を持っておられることは賢明な姿勢です。焦ることなく今の自分の出来ることをコツコツ実践なさってください。



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