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吃音改善 体験談(26歳~29歳)(P.1) 話し方のレベルアップ、吃音改善教材の問題、他

自分の実情に合わせたレッスンが効果的です。 (写真はイメージです。)

男性

Iさん(神奈川県在住 29歳 会社員 男性)2017.3.27

私は、小学校低学年の頃から吃音に悩んできました。会話は喋りだしてしまえば詰まらずに喋れることもありましたが、国語の朗読や、日直の「気をつけ、礼」、人前で発表する場面など、多くのストレスを感じていました。

中学、高校、大学と、詰まりながらも言葉を言い換えたり、誤魔化したりしてうまく切り抜けてきました。私の場合は、喋り出しの言葉が出にくい「難発」であり、特に母音(あ行)を言うのが苦手です。苗字が「い~」なので、自己紹介など名前を発する場面が怖くてしょうがありませんでした。

特に相手の顔が見えない場面のせいか電話が元々苦手で、嫌々こなしていましたが、社会人になって職場が変わった時、人間関係が変わった緊張もあってか、電話の初めの言葉が以前より出にくくなってしまいました。

今までは矯正のレッスンや教材などは一切やっていませんでしたが、日頃のストレスが増える中で、少しでも改善したいという思いが強くなり、インターネットで見つけた「さわやかカウンセリング」を受講する決意をしました。

レッスンでは、江田さんが私の苦手な場面やことば、要望等を聞いて下さり、それに合った内容でレッスンを進めて下さいます。電話の不安が大きかった私は、電話での受け答えや取り次ぎの対話レッスン、定例文の練習などを繰り返し行い、実際の電話を想定した電話の受け、電話を掛けて取り次いでもらう演習を行います。また職場で朝礼や決まった言葉の唱和などがあるため、それを想定したレッスンも行って下さいます。

レッスンを始めてまだ3ヵ月弱ですが、話すときに小さく「え~」などクッションを入れてから母音を話す感覚や、うまく言えた時の成功経験を重ねることで少しずつ自信になっています。職場での電話や、50人程の関係会社の方を前にした朝礼、同僚との会話も、以前よりスムーズに行えるようになり、吃音のストレスが軽減されています。

28年間自分が吃音であることを隠す努力をしてきた私にとっては、レッスンを始めること自体が勇気のいることでした。今では「吃音のことを相談できる人が居る」ということで、精神的にも楽になっているように思います。

私も長く吃音なので、全くどもらないことは難しいかもしれませんが、レッスンと日々の実践を続け、詰まる不安の中でもうまく調整して、喋りたいことばを発せる感覚を持ち続けたいと思っています。


※ ひ と こ と :
Iさんは吃音を持つ人にありがちな早口ではなく、とても聞きやすいスピードで話されます。レッスンでの話し方は申し分ありません。Iさんにとって単なる発声練習は必要ではなく、内面の安定感をいかに育てていくかが課題です。今、職場の現場で良い経験を重ねておられますので、調節感覚を更に高めていかれることでしょう。

自分らしく、伝えたいことを伝えていこうと思います。

Mさん(神奈川県在住 29歳 会社員 女性)2016.3.10

社会人7年目。これまで様々な職種に就いて働いています。今回レッスンを受けた動機は、去年から働き始めた職場の電話応対で社名の最初の文字が言えないという状況に陥り、レッスンをお願いした次第です。

振り返ってみると、小さいころから吃音でした。そんなに重い症状ではなかったのですが、自分の言いたい言葉が頭でわかっていても言えないもどかしさがありました。でも、周りから気にされることもなく、私自身も大人になれば自然と治るものだと思っていました。

中学、高校も吃音にそれほど悩むこともなく、少し詰まるなぁ、治らないなぁ、それくらいでした。

ところが、大学になると人前で様々なことをすることが多くなりました。例えば、プレゼンテーションです。元々緊張しやすい性格でもあり、余計に自分の言葉の詰まりが気になり散々でした。教授からも「緊張していたね、大丈夫?」と同情されることもありました。

一方で、大学4年生の教育実習では、実際に教壇に立って70分の授業を行うことも多かったのですが、特に気になることはありませんでした。自分に自信を持っている時や、話すことを意識せず、伝えたいという気持ちで話すと緊張もほぐれ、意識せずに話せていたのだと思います。

大学時代のアルバイトでは接客が大好きでした。接客のときもそこまで気にすることなく業務を楽しく行っていましたが、電話対応はとても苦手でした。「お電話有難うございます・・」の後の店舗名などが出てこない、過度に意識してしまい、上手く言えないことが多々ありました。

周りのフォローもあり、なんとかこなしていましたが、この言いづらさはいつなくなるんだろうと思っていました。大人になってきたのに治らないなぁと呑気に思っていました。

社会人になると、また電話対応で言いづらさは感じましたが、そこまで気になることもなく、過ごしていました。逆に電話対応上手だねと言われることもありました。朝礼などでの発表も問題なく、はきはきとすることができました。自信も持つことができて人前に慣れてきたことも多くなったからだと思います。

ところが、去年からの職場は「タ行」から始まる会社です。入社する前に、少し言いにくそうな社名だな、と思いましたが、もう電話対応で詰まることもないだろうと入社しました。

少人数でとても静かな職場であり、電話対応は私だけの担当でした。すると、なんとも言えない緊張感の中で詰まってしまいました。それ以降「詰まったらどうしよう、言えなかったらどうしよう」という意識が重なり、言葉が出てこなくなりました。「深呼吸してから吐きながら言う」など自分なりに気休めにしてきましたが、長続きしません。

いつしか、電話対応が怖くなり、席についていることが怖いときもありました。そういう状況のときは電話で間があいてしまい「すみません」とだけいうときもしばしばありました。上司からは「自信持って」と言われるだけです。電話で社名を言うだけなのにできない自分がとても嫌になっていました。

もう自分ではどうすることもできないと思ったときに、以前大学生のときに数回お世話になった「さわやかカウンセリング」を思い出しました。まずは、HPで呼吸方法などを見ながら実践しました。

でも自分だけでやるのも限界があり、また実際にレッスンを受けて電話の恐怖から解放されて、自信を持って応対したいと思いました。

レッスンを受けていくと、まずは「吃音があってもよいんだ」という安心感がありました。はじめは先生の前でも社名をいうことにとても抵抗がありました。でも、先生から「リズム感をつけていうと言いやすい」というアドバイスをもらってから、職場で自然といえる回数が増えました。

また、はじめの言葉が出てこないという状況はなくなりました。これは、私にとって、ストレスの軽減にも繋がり、自信になりました。うまく言えないときもありますが、気にすることは少なくなりました。自分が気にするほど、相手は気にしていない、ということも感じることができました。

今後、電話応対だけでなく、人前で話すことも増えてくると思います。そんな時も、自分と向き合って話し方の向上に繋げていこうと思います。

江田先生からは「60点でよいんですよ」という言葉をいただき、話し方に完璧を求めていた自分を知りました。自分らしく、伝えたいことを伝えていこうと思います。

※ ひ と こ と :
大学生のときにレッスンを受けて、調節感覚を身につけておられたMさんですが、新たな職場環境で調子が乱れてしまったとのこと。乱れた時は、いつでもレッスンで安定感を再確認して、ステップアップを目指してください。

夢を実現するためにも、一歩一歩ゆっくり着実に進んでいこうと思います。

Kさん(長野県在住 29歳 自営業 男性)

私はもともと人前で話すことが苦手なタイプで、みんなの前で何かを発表するときは、足が震えてまともにしゃべることができない程でした。

しかし、大学卒業までは、通常の会話で吃音を意識したことは一度もありませんでした。

それが変わったのが社会人になってからです。入社した金融機関では、皆せかせかと歩き回り、しゃべり方も早口で、ノルマを課せられて、いつまでに絶対にやれという雰囲気でした。もともと私はのんびり屋でマイペースでしたが、次第に周りに合わせるように早口・せっかちが身に付いていきました。

そんな日常を送っていた入社1年目の年明けの1月、それまですんなり話せていた言葉が、一日毎に言いにくいと感じるようになりました。

それからは、地獄の日々が続きます。電話に出ようにも、会社名が言えない。内線がかかってきても出られない。辛い辛いと思いつつ、「吃音」という言葉も知らなかったため、単なる緊張が原因だと思っていました。
「なんで幼稚園児でも普通にしゃべれるのに自分はしゃべれないのか?」イライラして、心療内科に行き精神薬を3種類服用していた時期もあったほどです。

「吃音」という言葉を知ったのが、2014年の冬。インターネットで検索して初めて自分の症状に気づきました。それからは毎日インターネットで検索してどうやったら治るのか研究しました。吃音が改善されるという教材も3つ買い、合わせて10万円近くになりました。

全ての教材で共通しているのは、心理的イメージトレーニングだけで対処していることでした。教材の通り心の持ち方を実践しても効果はありません。正直自分には向いていませんでした。

もがき苦しんでいたとき、父親がインターネットで検索してさわやかカウンセリングを見つけ、紹介されました。それで正直、藁(わら)にもすがるという思いでレッスンを始めました。

始めてみて江田さんに指摘されたのが、自分の話している時のスピードです。いつのまにかすっかり早口が身に付いていたみたいで、相当速くなっていたみたいです。他にもいろいろと指摘され、その都度話し方を変えてみたり、スピードを抑えて話す練習を繰り返しました。

始めて5か月、正直今でも吃音意識はありますが、初めと比べると大分落ち着いてしゃべることができるようになり、どもる箇所も減ったと思います。イメージトレーニング等ではなく、実際に言葉に出すことで、『言えた』という自信が積み重なった結果だと思います。単に 頭でイメージするのではなく、実際に言えた時の喜びは声に出さないと実感できないと思います。

そんな私は今年の11月、自分で会社を起業して独立しました。一日に何回も電話の応対をしなければなりませんが、電話に対して以前の恐怖を感じることはなくなりました。一番初めの発声さえ出ればあとは普通に会話できるまでになりました。

私の最終目標は、『吃音意識なく、一人でいるときと同じようにみんなと普通にしゃべること』ですが、それは一朝一夕にできることではないと思います。『言える』という自信を少しづつ自分に付けていき、気づいたらそういう状態になっている・・・そうなればいいなと思います。
今でもたまに詰まるときがあり、ストレスに感じることもありますが、将来を悲観したりはしません。自分のやりたいことをやれているし、将来の夢もあります。ワクワクして眠れない日もあるくらいです。

夢を実現するためにも、一歩一歩ゆっくり着実に進んでいこうと思います。

※ ひ と こ と :
Kさん自ら体験しておられるように、吃音改善を心理的イメージトレーニングのみで対処することは無理があると思います。日常常習的に吃音を出して話す感覚を体が覚えてしまっているからです。
早口でない自然なスピードで話す安定感を徐々に身につけておられることが、今のKさんの自信につながっていると思います。

レッスンを受ける「前」と「後」では、吃音に対する考え方や意識が変わりました。

Sさん(埼玉県在住 26歳 会社員 男性)

私は小学校高学年くらいの頃から吃音がありました。言葉に詰まってうまく喋れなくても特に気にせず、大人になれば直るだろうと甘い考えで小・中・高と学生時代を過ごしていたのを思い出します。

ところが高校を卒業し、いざ就職すると挨拶や電話・ビジネスマナーで大変苦労をし、学生時代の自分がどれだけ甘い考えだったのかを痛感させられました。直接相手と話す対話はいいのですが、電話は何度やっても慣れず、電話研修を一人長々とやっていたのを思い出します。

現在の仕事は主にサーバ運用及び監視を業務とするオペレータをしています。オペレータと一口に言っても色々ですが、私の場合、基本的に電話連絡・応対は切っても切れない関係にあります。
電話業務以外にもサーバ運用もある為、まずは電話をすること以外の仕事で貢献しようと思い、約5年程勤めました。年数が経つにつれ、人の入れ替わりもある中、業務のリーダーを任せられる事も増え、メンバーを統括し後輩を指導する立場になってきました。けれど年数は経っても吃音は改善せず、調子の浮き沈みが続く不安な毎日を過ごす日々でした。

このままではいけないと思い、インターネットで「さわやかカウンセリング」を知り、トライアルレッスンを受講することにしました。

レッスンでは腹式呼吸の仕方やテキストに沿った会話練習や朗読・電話応対の練習を行い、先生から所々アドバイスやフォローを受けました。初日のレッスンを終えてからは自分でも驚く程の進歩だったと思います。

その後のレッスンで、普段どれだけ早口であるかがわかり、また、喋っている時の呼吸の仕方についてのアドバイスを受けたりなど、今までの自分の中で気付かなかった事が多くありました。
その後も5回程レッスンを重ねて2ヵ月程になりますが、電話応対ではまだまだつっかえる事や言いにくい言葉があるものの、詰まっても自分を責める事はなくなり、話し方と精神面の両方に余裕が出来ていると思います。

これからも日常、レッスン時の感覚や先生のアドバイスを思い出し、安定した発語感覚を磨いていこうと思います。

※ ひ と こ と :
Sさんは仕事の立場上、正確に話すことが多く求められています。折に触れてレッスンでの気づきを思い起こして、話しやすく相手にく聞きやすい話し方を維持していかれることを願っています。

会社の研修セミナーでどもらず自己紹介をすることができました。(写真はイメージです。)

男性

Yさん(茨城県在住 26歳 会社員 男性)

私は幼少期の頃から少し吃音が出ていました。自分で吃音を意識したのは小学生の頃からです。ある日授業で一人ずつ朗読する時、私の番になったのですが、読んでいる時にどもってしまいました。それ以来、クラスの皆の前で発表する時や朗読の時になると、またどもってしまったらどうしようと意識してしまい、なかなか言葉が出なくなってしまうことがありました。

中学校に入ると小学校とは違い、周りは知らない人ばかりなので以前より意識が強くなってしまいました。発表の時などではなかなか喋れず沈黙が続いてしまい、いつも恥ずかしい思いをしていました。ひどい時は沈黙が5分以上続いたこともあります。親に相談しても慌てないでゆっくり喋れば大丈夫と言われるだけで、当然どもりは治りませんでした。

現在は会社員として働いていますが、朝礼のミーティングでは当番が会社の安全唱和をリードすることになっていて、その番が回ってくる度にいつも緊張していました。また、会社の内線で連絡するときもいつもどもってしまい、自分は何で普通に喋れないのかといつも自己嫌悪になっていました。

吃音を治す方法はないかとインターネットで調べ、“これで吃音が治る”とうたっている教材などを買いましたが、話し方については口慣らし程度の練習だけで、「どもっていても人生に何の影響もない」など、潜在意識に訴える内容で占められていました。話し方の向上を願っている私にとっては気休め程度で、根本的な改善にはほど遠いものでした。

他に良い方法はないかと思い更にネットで探していたところ目に留まったのが「さわやかカウンセリング」でした。
教材と違うところは直接電話でアドバイスやレッスンをしてくれることでした。これは是非やってみようと思い早速申し込みをしました。

レッスンでは私の話し方の癖がわかり、より良い話し方のアドバイスを受けました。そのひとつは、私は早口なので、少しゆっくり話すようにすると聞き取りやすくなるということです。実際に自分の朗読を録音した音声を聞いてみると、思っていたよりも早口だということがわかりました。また、言葉がこもって聞きづらいので、口の形をはっきり目にして話すようすると良いということもわかり、普段心がけています。

現在レッスンを始めてから4ヶ月経ちます。会社のミーティングでは緊張はするものの、レッスンでのアドバイスを頭に入れながら話すようにしています。朝礼で回を重ねていくうちに人前で話すのが以前より楽になりました。
さらに電話対応時もレッスンでやっているように話すと、スムーズ話せるようなりました。これも先生からもらったアドバイスですが、話すことばをメモに書いて電話をすると決まり表現が言いやすくなります。また、最初の言葉が出づらいときは、言葉の前に軽くえー、あのーなどを添えて自然な流れをつけて話しています。

先日会社で研修セミナーがあり自己紹介をする機会がありました。以前の私なら緊張で話せなかったと思うのですが、レッスンでの言い方を活かしてどもらずに話すことができました。これもレッスンの成果だと思います。

まだまだ苦手な言葉はありますが、レッスンで学んだ事を日常の会話で活かし、話し方のレベルアップを心がけていきたいと思います。

※江田よりのコメント:
さわやかカウンセリングでは、吃音(意識)の正しい捉え方と安定した発語感覚の実践という二つの軸でレッスンを進めております。心理面と話し方の実際面の両輪があってこそ、改善へ道を進んでいけるものと信じています。

夫には「何だか性格がポジティブになったんじゃない?」と不思議がられています。(写真はイメージです)


電話をしている女性

Tさん(山形県在住 29歳 主婦・図書館勤務)

吃音とは、幼少期以来の長い付き合いです。朗読や電話などでまったく声が出なくなってしまうこともあれば、発語不安がやわらいで、吃音のことを忘れている時期もありました。

思っていることを声に出せない心のすき間を埋めるように、文章を書くことが習慣になり、書く力を生かして記者の仕事に就きました。結婚を機に退職した後も、小説を書いて、小さな文学賞をいただきました。こうして書いてみると、吃音も悪いことばかりではないという気がしてきます。ものごとには、光と闇のふたつの面があるのかもしれません。

結婚から2年あまり、家事に専念してきましたが、新しい土地に慣れたこともあり、また外に出て働きたいと考えるようになりました。幸い図書館での職を得ましたが、長いあいだ家族や友人以外の人と関わることの少ない日々を過ごしていたので、発語不安が強くなっており、自己紹介や電話応対などに大きなストレスを感じました。

「さわやかカウンセリング」のホームページは、以前から「緊張しそうなときに読むと心が落ち着くなあ~」と思っていました。これをきっかけに、今までだましだまし付き合ってきた吃音と正面から向き合いたいと考え、カウンセリングの申し込みをしました。

カウンセリングを始めるとき、江田先生から「どうしたらどもらないか、という考えは横に置いてください」と言われ、少し驚きました。どうしたらどもらずにその場を切り抜けられるか・・・今までそのことばかり考えてきたからです。

レッスンが始まり、「どもる」「どもらない」の二種類で話し方を評価していた自分に気づきました。どもるどもらないにかかわらず、相手に伝わる、聞きやすい話し方があると知ったことは、わたしにとって大きな考え方の変化でした。

レッスンをはじめて2ヶ月あまり、職場で、子どもたちとお母さんを前に絵本の読み聞かせをする機会がありました。先生にいただいた「明るい表情で」「口を大きく動かして」「ジェスチャーを大きく」というアドバイスをお守りに、鏡にむかって毎日練習をして臨み、楽しんで読み通すことができました。

職場で電話を受けたり、人前で話をするときも、言葉の出にくさや不安を感じることはありますが、いったん外から自分を見つめて、「ああ、今どもっているなあ。のばす発音をためしてみよう」などと少しずつ落ち着いて対処することができるようになっています。

以前の私は、自分が吃音者であるという事実を受け入れることができず、「こんなはずじゃない」「こんなのは本当の自分じゃない」と自分を責めつづけていたのだと思います。けれど、江田先生とのレッスンを通して、ときどき言葉が出にくくなる自分を「まあ、こんなものかな」と肩の力を抜いて認められるようになった気がします。

電話をかけたり、町で人に道をたずねるのも、いつの間にか前ほど苦ではなくなりました。夫には「何だか性格がポジティブになったんじゃない?」と不思議がられています。
長いあいだの習慣で、人前で話す機会を無意識に避けようとする自分のお尻をたたきつつ、これからも、より安定した話し方を身につけるため、レッスンと日々の実践をつづけていきたいと思っています。

※江田よりのコメント:
相手に合わせて気持ちよくわかりやすく話すことが良き話し手の極意かと思います。日常、静かに話すTさんが子供とお母さんの前で絵本を読み聞かせるときは、感情豊かに話すことを意識して話したり、図書館の受付では来館者に静かに説明したり・・・その場その場で話し方を変えていくことが求められます。
さまざまなお話し場面で話し方の自信をつけてください。

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