小学生のオンライン・トレーニング 体験談(2)
人前で話しができるように、他
小学生の吃音改善の体験談です。オンラインでのトレーニングを受けて、良い発語感覚を身につけ育てていく様子が記されています。
小学生 オンライン・トレーニング 体験談ー①ーc
吃音とちゃんと向き合うことが出来ています。
Nくん(京都市在住 小学生3年 男子)のお母様 2024.6.9
小学校5年生の息子の母です。息子に吃音が出始めたのは妹が生まれる少し前の3歳を過ぎた頃でした。 ちょうど3歳児検診があり、そこで保健師さんに相談しましたが、言い直しをさせたりせずあまり本人に気にさせないように過ごしてくださいと言われました。
それから小学校3年生くらいまでは吃音が全く出ないわけではないけれど、私もほとんど気にならないくらいになっていました。 本人も気にしている様子はありませんでした。
しかし、4年生になり吃音がひどく出始めました。 お友達にも「なんでそんな喋り方なの?」と言われることも出てきたようで、息子本人もすごく吃音を気にするようになりました。
学校の授業でも答えがわかっていても吃音が出るのを恐れて手を挙げなくなったりしていました。 そして、4年生の秋頃、宿題の音読がつまってつまってなかなか読めない日があり、息子が「こんなに言葉が出ないのが嫌や!!辛い!!」と大泣きしました。
私はその時、このまま見守っているだけではダメだと思い図書館で吃音に関する本を何冊も借りてきて読んだり、市の言葉の発達相談にも行きました。
吃音がどういうものかという知識は何となく得られたものの、息子が吃音で苦しんでいる今の状況を変える具体的な糸口は見つからず本当に悩みました。
そのようなとき、さわやかカウンセリングのHPが目に留まり体験談も読ませていただきました。 このカウンセリングを受けてみれば息子も何か変わるかもしれないと、根拠はないものの直感的に感じたのを覚えています。
息子とも吃音について話し合い、さわやかカウンセリングを受けてみないか提案しました。息子本人も少しでもスムーズに話せるようになる可能性があるならやってみたいと言ったので、まずトライアルレッスンを受けさせてもらいました。
江田先生は私と夫、息子にとても丁寧に穏やかな口調で吃音について説明してくださりました。
あんなに音読では詰まっていたのに、不思議とカウンセリングでテキストを読むときは詰まらず読めていました。
息子も「なんか楽に話せた感覚がある。カウンセリング続けたい。」と言ったのでそこから週1回カウンセリングを受けさせてもらっています。
半年ほど経ちましたが、少しずつ話し方が安定してきたように思います。何よりも吃音がひどくなってから学校での発表や話すことに消極的になってしまっていた息子が、話すことに自信を持つようになってきていることがとても嬉しいです。
最近では、「今日は俺学校で5回も手を挙げて発表できてん!全然詰まらんかった!」と嬉しそうに報告してきてくれます。 まだまだ長期休みなど家では吃音が出ることもありますが、学校ではほとんど困ることはないようで話し方のコントロールができてきているのかなと感じています。
江田先生が吃音を改善していくには受動的ではなく能動的であることが大切ですよとよくお話ししてくださりますが、本当にその通りだなと思います。
なので、これからも息子と吃音についてもオープンに話し合い、息子の意志を確認しながら、息子のペースでカウンセリングを続けていきたいと思っています。
半年前のことを思い返すと息子・そして親の私自身もただただ不安だらけでしたが、さわやかカウンセリングと出会い、吃音とちゃんと向き合うことができました。本当に感謝しています!
※ 小学生 オンラインレッスン ひ と こ と :
我が子の吃音の辛さを知った時、どうしたら良いのか・・・お母様の大きな悩みです。私は小学4年生の時、親が心配して都内の吃音矯正所に連れていってくれました。高額なレッスン料を払って約1年間通ったものの、全く効果は得られませんでした。指導法が間違っていました。
N君は吃音改善の正しいプロセスを踏んでいますので、自信をもってお話し体験を重ねてください。
小学生 オンライン・トレーニング 体験談ー①ーB
劇のナレーターとして、長い台詞をスラスラと語る息子に涙が止まりませんでした。
Yくん(京都市在住 小学生3年 男子)のお母様 2023.12.21
現在小学3年生(9歳)の息子に吃音が出始めたのは、保育園を転園した3歳になったばかりの頃でした。
毎日「ここじゃないー!」と泣きながら登園し、慣れない園での生活にストレスを溜めていたのも事実です。そんな中で、いきなり、「マ、マ、マ、マ、ママ」と、言葉を詰まらせだして、他の言葉もなかなか出てこないようになって来ました。
もともと、言葉の出始めも遅く、2歳2ヶ月まで人を呼ぶ時に「ヤーヤン」と呼ぶだけで、それ以外の言葉が出てこず、やっと2歳3ヶ月くらいから少しずつ言葉が出てくるようになり、安心していた矢先のことでした。
ネットで調べてみても、言葉の覚え始めで、一時的なことで消えて行くことが多いと書かれていることが多く、そこまで気にならなかったのですが、日に日に酷くなって、話すことを途中でやめてしまうことも見られ始めました。
丁度その時期に三歳児検診があったので、気になることはありますか?と聞かれて、吃音のことを相談しました。何日か後に専門の方にみてもらい、その時は、「この時期よく見られることで、大丈夫だと思いますが、気になるなら発達検査を受けてみますか?」と言って頂き、発達検査と専門の先生にもう一度言葉の方もみてもらうことにしました。
そこでは、「緊張からか吃音が少しみられるので、練習がてら、ことばの教室に通ってみられますか?」と勧めて頂き、数ヶ月待ちで市が運営されてることばの教室に週一で通い始めました。毎週、頑張って通い、少しずつ良くなって行ってるかな、という感じで、年中さんの一年通って、更新はせすに終了しました。
しかし、波があるのか、ダメな時は何を話しているのか分からないくらいに詰まってしまう時もあれば、全然大丈夫な時もある!の繰り返しで、小学校へ上がり環境が変わるとまた酷くなるのでは、と言う不安もあったので、小学校へ上がる前の就学前検診でも先生に吃音のことは伝えて、先生方の理解も得ました。
その、不安は的中してしまい、音読の時も少し詰まりが見られ、本人もしんどそうにして、音読を嫌がるようになっていました。
何とか秋まではやり過ごすことが出来たのですが、11月に開催される学習発表会で、くじらぐもの発表をする際に、練習で自分の台詞が何度も詰まってしまっていた様で、担任の先生から、「みんなに陽さんの吃音の状況をお伝えしていいですか?」と相談を受け、是非お願いします。と伝えました。
それまで同級生に「陽はなんでこんな話し方なん?」と言われてたようで、本人も何故つまってしまうのか分からず、悲しい思いをして、悩んでいる様子でしたが、先生から話を聞いたみんなの協力のもと、足踏みを入れると話せると自分でマスターしたようで、なんとか本番はうまく台詞を話すことが出来ました。
担任の先生に吃音の相談をし、改めて学校から言葉の教室の先生に相談させてもらう機会を設けて頂いたのですが、その時も「吃音ではないですよ。大丈夫です。」と言う回答で、その後何もせずに二年生に進級しました。
二年生でも同じく11月に学習発表会が開催され、何度も自分の台詞を練習しましたが、今度は、なかなか上手く行かず、私から担任にお話をしたり、本人も友達に相談したりしていた様で、やっとこさ、本番数日前に「上手く言えた!」と頑張る意気込みで望んだ本番直前にお友達から、「陽、ちゃんと話せないと恥ずかしいで!」とプレッシャーをかけられてしまい、本番でも詰まってしまうという結果になりました。
帰ってきて、よっぽど悔しかったのか、私に泣きながら、「なんで陽はこんな話し方しか出来ないの?」「話せる様になるならどんなことでも頑張るから。」と訴えて来ました。その後、ア行とカ行を話そうとすると詰まってしまい、本人も日々悩み出して、話を聞いてる私も、「陽、ゆっくり話して!」苛立ってしまうこともあり、これではもっとダメになっていくと、縋る思いでネットで吃音の教室を調べ、さわやかカウンセリングのホームページに出会うことが出来ました。
体験談を読んでみると、同じ経験をされてる方もたくさんいらっしゃって、すぐに先生宛にメールを送らせて頂き、先生とお話する機会を設けて頂きました。
その時に先生は、「吃音は本人のせいではなく、吃音を繰り返したために脳が吃音を学習してしまっていることなのです。本来の正しい自然な言い方を再学習していくことで、良くなっていきますよ。」と言って頂き、主人も私も、やっとスタートに辿り着けたと言う気持ちと、安堵感を抱いたのを覚えています。
本人も何とかこの話し方を治したいと願っていることをお伝えして、早速レッスンを始めてくださることになりました。
それから、一年。レッスンでは、今日の一日のことを話したり、学校の日直当番の練習も取り入れてくださり、なぞなぞまで出してくださって、息子は楽しんでレッスンを受けています。
始めは詰まりが見られたものの、先生が優しく指摘してくださり、少しずつ話し方をコントロール出来て、ゆっくりと詰まることなくお話ができるようになってきています。日々の生活では、良くなったり、悪くなったりを繰り返していましたが、詰まると「ゆっくりでいいよ」と私が言うと、言い直しをすることを繰り返して、やっと最近、自分で話し方のコントロールを覚えたのか、吃音が出ることが減ってきました。
本人も話しやすくなってきたのか、その日あったことをたくさん私に話してくれるようになって、周りの方にも「陽くん、こんな性格でしたか?」と言われるくらい明るくなって来て、話すことが上手になってきたおかげで、自分に自信がついて来たように思います。今年も11月に三年生の学習発表会を迎えました。担任の先生には前もって個人懇談の際に、吃音が出ることを伝えて、昨年の学習発表会のことも伝えていました。
今年は劇をすることになり、ナレーター役に選ばれ、台詞も凄い量でとても心配していましたが、本人は、大好きなドッチボールをする休み時間も練習に費やしていたようで、本番、緊張した姿は見られたものの、スラスラと台詞も言え、とても楽しそうに笑顔で演じている姿を見せてくれて、涙が止まりませんでした。
段々と良くなって来ているので、今は少しずつ回数を減らして、三週間に一回のレッスンを受けて話し方の調整をして頂いてます。
この状態を保っていけるように、これからも江田先生のレッスンを受けていきたいと思っております。
※ 小学生 オンラインレッスン ひ と こ と :
1年前の学習発表会では上手く言えなかったけれど、今年は自信をもって言えたという経験は、Y君にとって大きな励みになったことでしょう。吃音改善は受動的ではなく、あくまで能動的なものです。Y君がこれからもさまざまなお話し場面にチャレンジしていくことを応援しています。
小学生 オンライン・トレーニング 体験談ー①ーA
酷い吃音がかなり軽くなり、本人も家族も助けられています。
Tくん(札幌市在住 小学生6年 男子)のお母様 2023.3.1
息子の吃音症状は2歳の頃から出始めました。「おかあさん」という時、「お、お、お、お、おか~さん」と言うことがあり気づいたのです。当時私は働いていたため、息子を保育園へ預けていました。とにかく甘えん坊で私から離れたがらない子だったので、保育園へ預けられることによるストレスかも・・・と責任を感じていました。
幼少期の吃音は小学校へ上がる頃には治ることが多いという通説はありますが、私は楽観視できませんでした。というのも、私の父も吃音があるからです。
詳しく聞いたことはありませんが、父は幼い頃から吃音があったようです。つまり、大人になっても吃音が治らないというパターンを目の当たりにしてきたので、息子の症状を「いずれ治るもの」という目で捉えることはできませんでした。
幼少期の吃音に対する改善方法についてネットで情報を集めましたが、これといったものはなく、最初はいわゆる様子見状態でした。「本人がつっかかりながら話していても、じっくり最後まで遮らずに聞くこと」、「吃音症状についての指摘はしないこと」を徹底したくらいです。
幼稚園の年少になっても息子の吃音症状は相変わらずで、やはり治らないパターンなのでは・・・と焦燥感を覚えていた頃、市が運営することばの教室の存在を知りました。
申し込んで年中の春から通い始めたのですが、そこでは吃音を治すのではなく、吃音と付き合っていくという方針でした。先生は息子と一緒に遊んでくれて、息子は楽しく自分を出せる場でしたし、保護者の私も悩みを相談できるという意味では助かりました。
小学校に上がる頃には、息子も自分の吃音症状が気になっているようでした。幼稚園の年長くらいから、友達に指摘されたりマネされたりしたので、自分の話し方が他の子と違うという感覚を持ったようです。同じ幼稚園の子たちは息子の話し方をクセの一つとして受け止めてくれているようでした。
小学校に入ると、息子の話し方を変だと指摘したりマネしたりする子はいて、その都度先生からクラスの生徒に息子の吃音についてお話があったようです。
小学校4年生の初冬、インフルエンザが流行して学級閉鎖になりました。その頃から息子の吃音が急激に悪化しました。
それまで、吃音症状には調子の良い時と悪い時という波がありました。学校行事や何か緊張するようなイベントが控えている時は吃音症状が酷くなりました。しかし、その酷い時を超える勢いで、日常会話も大変なくらいの吃音症状が出始めたのです。
言葉が思うように出ないため、体をゆらしたり足を踏み鳴らすといった随伴症状も出て、話している途中で「あーもう!」と本人が苛ついてしまうほど。日常会話の短いやり取りでさえ話すのに時間がかかっていました。
小学校が始まって学校の授業で何か発言する場面では、より大変だったようで暗い顔をして帰ってくることが増えました。
一ヶ月くらい様子を見てみましたが、吃音症状は酷いまま。そうこうするうちに世界的な新型コロナウイルスの流行が始まり、今度は長期の学校閉鎖。ことばの教室も長期休み。悪化したままの吃音症状に焦りを抱いて、改善するための情報をネットで探りました。
そこで「さわやかカウンセリング」のレッスンを知り、息子にやってみる?と聞いたところ、本人もどうにかしたいと思っていたようで、レッスンを受けてみることになりました。
初期のレッスンでは先生に「ゆっくり話してね」と言われても、話すスピードのコントロールができなかったり、「先生のマネをして話してね」と言われても、全くマネになっていない話し方をしていたりで、息子のやる気を疑いつつも、レッスンの効果については正直あまり感じられませんでした。
しかし数ヶ月すると、少しずつ話す時のつっかかりが減ってきました。1年経つ頃には、あんなに酷かった吃音が急激に悪化する前の状態まで戻っていました。
そして2年経つ現在、吃音症状はありますが、だいぶ改善して音読は殆どすらすら読めるようになりました。日常会話はつっかかることはありますが、軽いものです。何より、学校から暗い顔をして帰ってくることがなくなったのが、親としてはとても嬉しいです。
吃音症状が完全になくなるのであれば、それが望ましいです。しかし、それは難しそうなので、せめて吃音症状をコントロールするすべを身に着けて、話すことにコンプレックスを抱かず明るく人生を謳歌して欲しいと願っています。
※ 小学生 オンラインレッスン ひ と こ と :
T君とのレッスンをスタートした時は吃音症状が重く、改善の糸口がなかなか見えない状況でした。けれどT君が辞めずに続けてきたので、話し方をしっかりコントロールできるまでになっています。
4月からは中学生。自信をもって新しい学校生活を送ってください。
小学生 オンライン・トレーニング 体験談ー①
学校での発表や、音読も、自分から手をあげて言えるようになりました!
Aさん(東京都在住 小学生4年 女子)のお母様 2022.10.3
小学4年生の娘に吃音が出始めたのは、幼稚園の年中さん頃からでした。
もともと話し始めも遅い子でした。幼稚園の頃の吃音は波があり、ひどい時は最初の言葉が全く出てこなくて本人も苦しそうで、「やっぱりいいや」などと自ら会話をやめてしまうことも多かったです。一方、調子が良いときはスラスラとおしゃべりができていました。
サイトで調べると、幼児の吃音は小学生になる頃には自然と治ると書いてあったので気長に待ちました。
幸いお友達等にからかわれたりとかはなく、特に問題なく過ごしていました。
ですが小学生になり、一年生の夏前にまた吃音が悪化したので、学校の紹介で言葉の教室に通いました。半年ほど通いましたが期待したほど結果は出なくて、通うのをやめました。
小学生では発表の場や友達とのコミュニケーションも増えて、やっぱり吃音をなおしてあげたい、どうにか改善させたいと思い、自宅でカードを使って練習したり、病院や学校に相談したりしました。また別の言葉の教室にも通いました。
ですがどれも効果はなく、もうこのまま一生なおらないんだと、思いました。
そんな時、さわやかカウンセリングのHPを見つけて、また効果はないんだろうと思いましたが、何かしてないと落ち着かなかったのでレッスンのことを考えました。
娘にオンラインのレッスンをやりたいかと聞いたら、やりたい!直したい!というので半信半疑でレッスンの申し込みをしました。
レッスンは2021年2月に始まりました。レッスンではゆっくり話す練習をして、コツを教えてもらいましたが、少し良くなったかな?と思うと次のレッスンではまた元に戻っていたりの波を繰り返し、どうしたものかと思いつつ、見守ってきました。
けれど娘は先生とのオンライン(スカイプ)レッスンは楽しいらしく、また、吃音が出てもいいんだよ。と言ってもらえて気持ちが楽になったのか、毎回楽しくやらせてもらっています。
最近になって、日常会話で多少つまることはあってもほぼ吃音が出ない状態をキープしています。
本人も自信がついたようでレッスンで学校の宿題の音読をして、今日も先生に褒められた!と嬉しそうに話してくれます。
学校での発表や、音読も、自分から手をあげて言えるようになりました!
完全に吃音がなおったとは言えないですが、これからも先生のスカイプ(オンライン)レッスンで滑らかな話し方のアドバイスをいただきながら、それを今後も続けて、いつか吃音が全く出ない状態になればいいなと思っています。
※ 小学生 オンラインレッスン ひ と こ と :
Aさんはお話がとても好きな小学4年生です。ここ2ヵ月程前から急に安定した話し方を維持しているので、私も驚いています。Aさんなりに、こう話していけば良いのだという日ごろの意識を持ち続けていくことを応援しています。学校で発表や音読など、たくさんのお話経験を重ねてください。
小学生 オンライン・トレーニング 体験談②
以前に比べストレスなく楽しい学校生活を送れているようです。
Tくん(東京都在住 小学生4年 男子)のお母様
小学4生、男の子の母親です。息子の話し方に違和感を感じたのは4歳くらいの頃でした。
話し出すときに「ぼーくは」と言葉を伸ばしたり「ぼぼぼぼくは」続けたりする連発でした。
そのうち治るかなと特に指摘せずに様子を見ていましたが、スムーズに話せるようになったり、言葉が詰まったりを繰り返すようになりました。
小学校入学が近づいて心配になり、年長の時に小児科を受診し言葉の教室に通うことにしました。
1年程通いましたが、吃音がそこまでひどくないということ、また息子もうまく話せないということを余計に強く感じてしまったようで通院を嫌がるようになり、終了することとなりました。
3年生になり発表の場等大勢の前で話す機会が増え、緊張から出だしの言葉が出なくなることが多くなりました。
顔をしかめ苦しそうに声を絞り出して話すようになり始め、息子からまた教室に通ったほうがいいのかなと言うようになりました。
話すことが大好きな息子が、なんで自分だけこんな話し方なんだとととても辛そうにしている姿を見、また言葉の教室に通い始めようかと思いましたが、授業を抜けて行ったり、みんなに知られるのは嫌だということでした。
どうしたらいいかと悩みいろいろと探した結果、このホームページと出会いました。
皆さんの体験談を読み共感することが多々あり、また先生ご自身が吃音で悩まれていたと知り、そのことも息子に話すとすぐにやりたいとやる気になっていたので、トライアルレッスンを受けてみました。
オンラインでの先生の優しい話し方やこまめに短い休憩を入れてくださること、先生のお話を聞くのも楽しかったようです。
テキストだけでなく日常会話や今日あったことなどを聞いてくださり、息子が敬語を使って話すことも普段は見たことがなかったので、目上の方と話すことにも慣れ、スムーズになったなあと思っています。
在宅で好きな時間にオンラインでレッスンを受けることができるので息子もリラックスして受けていますし、私もレッスンの指導内容が聞けるので息子への接し方の参考にもなります。
半年が経ちまだ学校で発表などは緊張して言葉が硬くなる時もあるようですが、普段お友達との会話は積極的にしたり、以前に比べストレスなく楽しい学校生活を送れているようです。
息子なりにゆっくり話そうとか深呼吸してみようとか、話しやすい言い方を工夫しているようです。
少しずつ自分に自信を持ってもらえたらいいなと見守りたいと思います。
※ 小学生 オンライン・トレーニング ひ と こ と :
私は小学4年の時に吃音意識を強く持つようになり、本読み、発表が全くできず子供なりに大変苦労しました。T君のように吃音の重荷が軽くなり、話せる自由を回復していることは大きな喜びです。
小学生 オンライン・トレーニング 体験談③
吃音について、息子自ら学年全体で発表をしました。
Yくん(東京都在住 小学生5年 男子)のお母様
息子は現在小学5年生で、さわやかカウンセリングを受けるようになって約1年が経ちました。おかげさまで、音読では、言葉をつっかえることが少なくなり、このカウンセリングを探せて、江田先生の指導を受けることができて、本当に良かったと思っています。
息子は、2歳10ヶ月の時に電車を見て、特急ロマンスカーが通ると「ゴガンカー」と言うので、それを私が正して「ロマンスカー」と言えるようになったのですが、そのことと引き換えに、吃るようになりました。(それがきっかけだったならただのロマンスカーくらい直すのではなく、放っておけば良かったと後悔・・・)
それで3歳の健康診査の時に、吃りについて保健師さんに相談しましたが、私の住んでいる自治体では、その年齢で何か教室があるわけではなく、様子見となりました。幼稚園の先生からは、性格も優しくて運動神経も良いのに吃音があるということで、心配されました。
従兄弟に当たる男の子も吃っていましたが、小学校2年生の夏休みに消えたと聞いていたので、うちもそうなるだろうと期待しながら小学校に上がりました。授業参観で吃っている姿を見て、1年の夏休み明けから「きこえとことばの教室」に通うことにしました。
そこでは、吃音を直すというよりは、毎回気楽に何でも話せる状況を重視し、話し方の色々な方法を試してみたり、吃音とはどういうものかを教えてくださったり、保護者会では子どもをありのまま受け入れることの大切さを教えていただいたりしました。
例えば、吃音がひどい時に親の方が落胆するなら、子どもが傷つく。親くらい、吃音があってもそんなこと気にせず子どものことを大切にしていることのほうが大事だと教わりました。それはそれでありがたいと思っています。
しかし息子は4年生になって、「吃音を直したい」と言ってきました。それでネットで探していると「さわやかカウンセリング」が目に留まりました。先生も吃音に苦しんだ経験がおありで、動画では先生は何とも優しいトーンで話されるし、吃音だと全くわからない。こんなふうに話せるようになるのか半信半疑でしたが、息子がやってみると言ったのではじめることにしました。
休校期間中だったこともあり、はじめは週に1回の割合でオンラインのレッスンをしていました。先生が子どもの様子を見て、徐々にその間隔をあけていきました。
新しい学年になって、きこえとことばの教室の先生の助けもいただき、吃音についてパワーポイントにまとめたものを、まずは自分のクラスで、そして他のクラスで発表し、学年全体でその知識を共有する機会を得られました。息子の話を聞いて心動かされる生徒もいたと担任の先生から伺いました。これからも会話面では、日常での意識的な努力は必要ですが、そのことを思い起こさせてくださる江田先生に支えて頂きたいと思っております。
※ 小学生 オンライン・トレーニング ひ と こ と :
Y君は野球、ラグビーの好きなスポーツ少年です。その活動力を話す事にも広げていることは嬉しいですね。自分の吃音経験を生徒たちの前で説明できたことは、Y君の心の大きな成長・飛躍です。
小学生 オンライン・トレーニング 体験談④
宿泊研修で学年生徒の前で話すことが出来るようになりました。
Mくん(北海道札幌市在住 小学生6年 男子)のお父様
現在、息子は小学6年生です。先生のレッスンを受け始めて1年が経ちます。
吃音が出始めたのは、小学2年生でした。最初は緊張すると話しづらい様子でした。成長して緊張しなくなればいつか吃音は無くなるだろう、成長と時間が解決してくれるだろうと漠然と思っていました。
しかし、時間が経てど、本人は話しづらさが深まるばかりで、突っかかる時は焦らせずに言い終わる迄待つ事、早く言おうと焦らせないようにしていました。
4年生のある日、話しづらくて、話すと突っかかって友達にマネされたり、笑われたりするから学校に行きたくないと言われました。
当時、私は、自分の息子が深く悩んだり考えたり傷ついているのに、何も理解していなくて、親失格だと感じた記憶があります。
それから、色々と調べました。吃音とは何か?どうやったら治せるのか?病院、言葉の教室、同じような状況の方々の集まりなどを調べていたのですが、どの方向が息子にとって良いのか思い悩む日々が続く中、江田先生のホームページに出会いました。率直に、この方ならと直感で感じました。
子供は、いずれ親離れをして巣立ちます。自分の足で立ち、自分の言葉で意思を伝えて行かなければなりません。
そのとき、息子本人にとって、今、どうしなければならないか?本人はどうしたいのか?を息子と話しをしながら考えました。
江田先生のトライアルを受けてみることを息子に話すと、「オレも直したいから受けてみる」という返事があったのでオンラインのレッスンを申し込みました。
江田先生には「吃音は病気じゃない、良い話し方の習慣、調節を育てていきましょう、上手に話したいという思いが大切」とおっしゃっていただき、本当に信頼が出来る方だと感じました。
レッスンを概ね月間2回ペースで受講させていただき、「日直当番の号令が出来た!」と話してくれるようになり、宿泊研修で学年生徒の前で話をする事にチャレンジしたり出来るようになりました。
前向きにチャレンジしている息子が、「ちょっと突っかかっても、ゆっくり調節しているから大丈夫!」と言っています。
このレッスンでどれだけ本人が救われたか、感謝してもし切れません。
※ 小学生 オンライン・トレーニングひ と こ と :
レッスンの目的は、レッスンで上手に言うということではありません。M君のように日直、学校行事などで、実際に話す経験を重ねる中で、話す自信をつけていくことにあります。
M君の成長が楽しみです。
小学生 オンライン・トレーニング 体験談 ⑤
学年全員150人の前で挨拶をすることができました。
Sくん(福岡県在住 小学生4年 男子)のお母様
現在小学4年の息子の吃音は3歳頃から始まりました。
その頃、妹が生まれ、仕事で忙しく、毎日バタバタ、イライラすることもあり、それが息子の吃音に影響したのではないかと、私なりに調べて思っていました。ただ一度もことばの教室などには通いませんでした。
5、6歳頃になると周りも気づき始め、話し方を直接言われたり真似されたりしていました。本人も自分の話し方が変なのかなと薄々思っていたようです。
小学生になると発表などもあり、自分の吃音をもっと自覚してしまい、嫌なことを言われたりしたこともありました。
その度にどこかで診てもらったり話し方の教室に通うことも考えたりしましたが、自然に無くなっていくのではないかとも思い、そのままにしていました。
でも吃音が無くなることはなく、学年が上がる度に一人で話すことや発表も増えていく為に、学校に行くことも嫌がるようになりました。
今まではどこかに通うことを拒否していたのですが、本人から何か改善できる所があるなら行きたいと言い出しました。
私は何か良い所はないかと必死に探し、小学校の先生などにも相談して聞いたりしましたが、なかなかこれといって納得できる所はありませんでした。
そのような時に、スマホで何気なく探していたところさわやかカウンセリングのサイトに辿り着きました。
オンラインでのトライアルレッスンを受けてみると本人に合っていたのか続けたいと言い、レッスンを続けていくうちにだんだん学校の音読や発表も積極的になってきたようです。
先日、社会科見学がありました。息子は実行委員だったので4年生全員の150人くらいの前で挨拶をすることになりました。
当日まで気にしていて、上手く言えるかどうかとても神経質になっていましたが、レッスンで江田先生とも練習してもらい、当日はちゃんと言えたようで本人も喜んでいました。良い経験になったと思います。まだ調子の良い時と悪い時の波があり、友達に話し方を言われる時もありますが、もっとレッスンを受けて良くなりたいという気持ちは強いようですので、これからも見守っていきたいと思います。
※ 小学生 オンライン・トレーニング ひ と こ と :
社会見学で、150人の前で初めと終わりの挨拶をしたことは自信につながっていると思います。レッスンではハキハキと明瞭に話すS君です。
これからもレッスンでの話し方を、普段の自分の話し方にしていきましょう。
小学生 オンライン・トレーニング 体験談 ⑥
自信をつけている息子の変化が楽しみです。
Mくん(愛知県在住 小学生3年 男子)のお母様
小学生3年の息子の母です。
私自身初めての育児ということもあり、わからないことの連続で、必死で子育てをしてきました。育児本等や、まわりのお母さんたちから、「男の子は言葉が遅い」と認識しておりましたが、息子は言葉を話し始めた時期が比較的早く、すぐに二語文もマスターし、すらすら話していました。
ぎこちないながらも会話が成立することが嬉しく、一生懸命しゃべる息子とお話することがとても楽しかったのを思い出します。これから成長してもっとたくさん色々な会話ができるようになることをを楽しみにしていました。
しかし3歳になる前のある日、突然、息子は吃音を発症しました。
私は驚き、とてもショックを受けました。
私が神経質に育てすぎたのではないか。息子の吃音の原因は、母である私自身にあるのではないか・・・・と追いつめられ、自分を責める日々をずっと送っていました。
病院等で吃音の相談をしたこともありますが、「本人に吃音の指摘はしないこと」「よくあることなので、しばらく様子を見てください」と言われ、親として私にできることは何かないのかと、もどかしい日々を送っていました。
吃音に気づかないふりをして息子と会話をすることがとても苦しく、ストレスで笑えない日々もありました。
成長とともに症状が消失していくことを望みましたが、幼稚園に入園しても改善することはありませんでした。
幼稚園の年長の頃、身体の楽な使い方や呼吸の方法を学ぶレッスンに通ったこともありますが、吃音の状態は少し良くなったり、悪化したりという波を繰り返していました。
そして小学校に入学しました。
小学生になると幼稚園の頃とは違い、国語の授業の音読や発表など、人前で話す機会が増えたことで、心配は尽きませんでした。本人の性格もあると思いますが、本人に聞いても「たまに言葉がつっかえるよ」と言うくらいで特に大きな問題もないようでした。
担任の先生やクラスの友人にも恵まれ、楽しく学校生活を送っておりました。
しかし、小学生2年の終わり、コロナによる長期の休校がスタートし、家で息子とずっと向き合う日々が始まりました。
私は息子の吃音の状態が気になり、ピリピリすることが増えていきました。
今までも長期休暇中に吃音の状態が悪化することが多かったのですが、今までで一番ひどい状態になってしまいました。普通に話せていた言葉まで、つっかえてしまう状態になってしまったのです。
夫とも相談し、吃音改善のレッスンを受けたほうがよいのではないかということになりました。色々調べるなかで、さわやかカウンセリングのオンラインレッスンを知り、トライアル受講を申し込みました。
いつもの自分の家でリラックスした状態でレッスンを受けられるので、息子も楽しかったようで「続けたい」との感想でした。
レッスンは、テキストや教科書の音読、日常会話、学校の日直の号令の演習や電話対応、フリートーク等、いろいろな場面を想定した内容でとてもありがたいです。
レッスンを受けて3ヶ月ほどになりますが、親の私から見ても、特に国語の音読はスムーズに読めるようになってきているのを感じております。本人も、少しずつ文章を読む時のコツのようなものをつかめてきているように思います。
自分で音読をしていると、どうしてもスピードが速くなってしまうのですが、自分で気づいてペースをゆっくりに落としていることもあります。音読については、先生のレッスンでもほめていただき、彼なりに自信をつけているようです。
いつもの日常会話では、話したいことが溢れるからか、言葉がつっかえることもあります。
ただ、先生に教えていただいたように、「吃音を治す、治る、ではなく、本人が楽な話し方を新しく習得していく」ということなんだと思っています。
なにより私自身がリラックスして、息子と向き合えるようになってきましたし、吃音のことを忘れて息子と楽しく会話できていると感じます。
息子のこれからの変化も楽しみですし、私も見守っていこうと思います。
※ 小学生 オンライン・トレーニングのコメント :
Mくんとは今現在で14回のレッスンを重ねていますが、朗読、会話ともに明らかに安定した話し方になっています。日常会話で「ぼくはこう話すと調子がいいぞ」というMくんなりのお話スタイルを育んでください。いずれにせよ、ゆっくり話す感覚が大切です。
小学生 オンライン・トレーニング 体験談 ⑦
放送部にも入り、人前で話すことにチャレンジしています。
Tくん(福岡県在住 小学生5年 男子)のお母様
小学5年生の長男は言葉が出始めた頃より、あっ、あっ、等、詰まるような話し方をしていました。話し方も早口で、伝えたいという思いが強い時ほど話しづらくなるようでした。
元々人懐こく、友達を作る事が大好きな子でしたので、長男の話し方の特徴(吃音)をお友達にわかってもらえるように、保育園の先生や学校の先生に相談するなどの対応をしていました。
小学4年生になり、元気で活発なはずの彼が、少し人前で話すことが苦手になっているのではないか、今までになく緊張しやすくなってきているのではないかと感じることが増えてきました。
大きくなるに従い、話し方の事で悩む事も出てきた様子でしたので、親子二人で吃音について色々調べる事にしました。
そうして、さわやかカウンセリングにたどりつきました。同じような話し方の子が自分以外にもいる事、吃音と上手に付き合っていく方法がある事を知り、長男自らカウンセリングを受けてみたいと言ってきました。自分と向き合う良い機会になればと思い、トライアルレッスンをお願いする事にしました。
初めてオンラインのレッスンを受けた後、「自分に合ってそう!やってみたい」と本人から言われ、レッスンを続けることにしました。レッスンをはじめて、約半年になりますが、毎日取り組む事が出来ています。
日常会話ではまだ話をしたい気持が先に来てしまい、つい早口になってしまっていますが、発表する際などは、意識を持って話し、スムーズに話せるようになってきています。
最近では放送部にも入り、苦手に感じていた人前で話す事にも積極的にチャレンジしています。
「この話し方は恥ずかしい事ではない、意識を持って話せば楽に話せる方法がある、誰でも緊張はするんだからね!」最近の彼の言葉です。話すことを前向きに考える事が出来ている様子を感じています。
※ 小学生 オンライン・トレーニング ひ と こ と :
吃音を持つ子が内向的という訳ではありません。小学生の受講生で、自分を人前で表現することが好きな子の方が多く見受けられます。合気道、水泳、ゴスペル・コーラスの活動もしているT君。放送部に入って人前で話すことにいろいろチャレンジしてください。
小学生 オンライン・トレーニング 体験談 ⑧
途中であきらめずに伝えられるようになりました。
Uくん(大阪府在住 小学生6年 男子)のお母様
小学生6年の息子は小さいときから明るくハキハキ話せていて、小学校ではクラス委員に立候補するくらい人前に出たり司会をすることも好きでした。
私も夫も「将来はアナウンサーを目指したらいいかもね」と話しておりました。
それが4年生になってから友達や姉の影響なのか徐々に早口になり、4年生の終わり頃から突然言葉につまるようになりました。
最初はたまに「お、お、」「う、う、」と母音の出だしがつかえて言いにくいくらいだったのが、言えない頻度や言葉がだんだん増えていきました。
朗読や歌などはつまることはなく、私には吃音の知識がなかったため一時的なものかなと思い、本人に意識させないように見守っていました。
ところが5年になりクラスや担任が変わると、緊張からか言えない言葉はますます増えていき、早口もひどくなっていきました。
5年の二学期にはつまると口を開けたまま上体を前後に揺すって、息ができないように苦しそうにして、言葉を言おうと一生懸命頑張っても結局言うことができず、「もういい」と話すのをあきらめてしまうことがとても多くなりました。
ついには自分の名前が言えなくなりました。
クラスの子にひやかされ傷つくことが多くなり、暗い顔で帰ってくるようになりました。積極的な子だったのに「笑われるから」と発表を避けるようにもなりました。
こうなるとさすがに見守っているだけではダメだ、何とかしなければと思い、吃音について調べました。
市に相談してみても、言葉の教室は回数が少ないうえ家から遠いため授業が終わってから通うことは難しく、諦めました。
どこか他に通える教室はないかと探し続けていたところ、5年生の1月にさわやかカウンセリングのホームページを見つけました。
自宅でSkype(オンライン)でレッスンが受けられるということで、早速体験を申し込みました。
初回、とても緊張していましたが、終わった後で
「とても優しい先生だった!話しやすかった、これからもやりたい」
と笑顔で言ってくれました。
「先生も昔は吃音だったんだって」
と話すと
「へー!全然どもってないね!」
と感心しておりましたし安心したようでした。
それから週に1度カウンセリングしていただき、3ヶ月経つ頃には「上体を前後に揺すって息ができないように苦しそうに」ということがなくなり、話すことを途中であきらめなくなりました。これは本当にうれしかったです。
カウンセリングを始めて安心したのか、息子は見る見る元の明るさを取り戻していきました。
今でも言葉につまることがありますが、そのときは自分なりに呼吸を整えてみたり、音をゆっくり伸ばしてみたり工夫して、あきらめずに伝えられるようになりました。
一番最近の学校の面談では担任の先生に、「いつも明るく笑顔で友達に囲まれています。よくしゃべり友達が自然に周りに集まってくる感じです。発表もよくしていますよ。」と言われ、本当に安心しました。
最初に気づいたとき、意識させなければ自然に治るだろうと様子を見たのは間違いで、すぐに教室を探せばよかったと今思います。
息子の吃音に気づいてからさわやかカウンセリングを受けるまでの1年間は悪化するばかりで、本人に不安でつらい思いをさせてしまいました。6年生になり通塾で忙しくなったため、今は月2回のペースで続けています。
レッスンを始めて8ヶ月ですが、今も緊張したり興奮したらどもりますし、調子のいいとき悪いときの波があります。けれども、カウンセリングの後はリズムが整うのか話しやすくなります。今でも早口なのですが、江田先生と話すときはゆっくり話すことを意識できるようです。
江田先生に出会えて、何よりあの一番苦しい話し方が3ヶ月で消えて、今も全く出なくなったのが本当によかったと思いますし、大変感謝しております。
これからも今のペースでカウンセリングを続けて、焦らず見守って行きたいと思います。
※ 小学生 オンライン・トレーニング ひ と こ と :
U君は「将来はアナウンサーを目指したらよいかも」と両親から思われるほど、明瞭にハキハキ話す小学生です。ただ、早口が限度を超えてしまい、ことばの絡まり、出だしが出ない吃音に向ってしまいました。
レッスンで本来の安定した話し方を取り戻して、明るい学校生活を送っていることは嬉しい限りです。
小学生 オンライン・トレーニング 体験談 ⑨
吃音が徐々に改善され、学校でも話す自信がついているようです。
Fくん(フランス在住 小学生3年 男子)のお母様
現在小学生3年の息子がどもり始めたのは、かなり幼少のころだったと記憶しています。妹が生まれ、私も色々と育児に手を焼いていた時期で、そのことに関しては私自身責任を感じております。
息子が3歳の時日本を離れ、夫の仕事の関係でアメリカで生活することになりました。息子のどもる話し方は気になりながらも、大きくなれば自然と治っていくことを信じてきました。
そのころは現地の学校へ通っていたので、お友達とのコミュニケーションで話し方を指摘されることは特になかったかと思います。
その後、息子が小学1年の2学期より、夫の転勤に伴いフランスへ移りました。日本人学校へ通うことになり、全て日本語の環境になったとき、息子のどもる話し方はとても目立ってきました。
まず、第一声を発する時の随伴運動が顕著になり、お友達に真似されたりしてからかわれることもありました。
担任の先生に相談したところ、在仏の臨床心理士に問い合わせてくださいましたが、「年齢とともに治ってくるので様子をみましょう」というお答えを頂きました。
2年生の冬休み中だったでしょうか。息子が、第一声をドモるというレベルでない発語をし始めました。(なんと表現していいか分かりませんが・・・)
年が明けてもひどくなる一方で、私自身も非常に不安で、現地の日本人医師のいらっしゃる病院に問い合わせの電話をしてみました。
そのお医者さまも親身に話を聞いてくださったのですが、結論は「春休みに日本に帰ってみてはいかがですか?」とのお返事でした。結局、フランスでは吃音の矯正は難しいと言われてしまったのです。
母親として情けないですが、私自身が大変落ち込み、慌てました。何年も付き合ってきた息子の吃音が、春休み日本に一時帰国するだけで治るわけはない・・・という思いでいっぱいでした。
そのお医者様には、「小児臨床心理士を探してください。」と言われたので、インターネットで色々と検索してみましたが、それも上手くはいきませんでした。
そんなとき、さわやかカウンセリングのHPを見つけました。何より私たちにありがたかったのは、「海外の方ともスカイプのオンラインでレッスンいたします」という点でした。
現在、レッスンを始めて8ヶ月が過ぎました。
息子はまだまだ吃音が出ていますが、教科書の音読は本当に上手になりました。人前で手を挙げるのも、少しずつですができるようになってきているようです。
なにより、本人が「今日2回手を挙げたよ。」と嬉しそうに話してくれるのが母として嬉しいです。そうやって、少しずつ自分自身に自信を持っていってくれるといいなと思います。
江田先生を通じて、母親の私自身も日々勉強させて頂いています。レッスンを始めるまでは「治らなかったどうしよう・・・」、そればかり考えていましたが、今は先生のおかげで「吃音を治そうとするのではなく、息子のしゃべりやすいしゃべり方を見つけ、練習して育てていく」ことの大切さを知りました。
フランスに住みながらも、日本の江田先生とスカイプを通して一対一のレッスンを受けられることのありがたさを日々痛感しています。
※ 小学生 オンライン・トレーニング ひ と こ と :
ご主人のお仕事で、アメリカ、フランスと長きにわたり海外生活をなさっておられるお母さまにとって、異文化での子育てのご心配は多々おありかと思います。
Fくんとのレッスンはスカイプのオンラインで通話していますので、フランスとの距離感は全くありません。
海外の皆様とオンラインでレッスンをさせていただけることを嬉しく思います。
小学生の息子は「江田先生を探してくれてありがとう!」と言ってくれます。
Oくん(山口県在住 小学生6年 男子)のお母様
小学生6年の息子の母です。息子が最初にどもり始めたのは今から2年前の、4年生の9月でした。突然ひどくどもり始め、心配しましたが、その時は3週間ほどでおさまりました。
その後1年程どもることなく過ごしていましたが、5年生の9月に再びひどくどもり始めたのです。心配しましたが、前回同様すぐおさまるだろうと思ってましたら、1か月過ぎても2か月過ぎても一向に良くなりませんでした。その間も本人が気にしてはいけないと思い、どもることを指摘するようなことはしませんでした。
でも年が明けて今年1月頃、息子が思いつめた様子で、「僕はどうして普通に話せないの?ずっとこのままなの?」と涙ながらに聞いてきたのです。翌日、担任の先生に学校での様子を聞いてみると、発表やスピーチするときに言葉が出ず非常に苦労しているようだと言われました。
なんとかしなければと強く思い、ネットでいろいろ調べたところ、こちらのさわやかカウンセリングを見つけました。そこで目にした息子と同じぐらいの年齢の子を持つ保護者の体験談を読んで、同じように悩んでいらっしゃる方の言葉が心に残り、息子にこのカウンセリングの話をしました。
最初に息子に話した時、自分のように悩んでいる小学生がたくさんいることに驚いていました。そして自分だけじゃないとわかり、安心したようで、レッスンも受けたい!と喜んでくれました。
オンラインでのレッスンを始めてすぐ、クラス皆の前で1分間ほどのスピーチがあったので、レッスンでその練習をしていただきました。本番ではちょっとつまりながらも話せたようで、担任の先生から「○○君、話せてましたよ」と報告がありました。
そしてレッスンを始めて1か月後に更に学年全体の発表会があり、たくさんの保護者の前で短い文章ですが発表しました。最初の言葉が出るまで、2秒ほど間があきましたが、どもることなく発表できて、息子も私も本当に嬉しかったです。
学校でスピーチや発表会があるときは、その練習をレッスンでしていただくのですが、そうすると本人も自信がつくようで、上手く話せているようです。
家での家族との会話は、調子の良い時と悪い時があって、ほとんどどもらず話していたかと思うとちょっとどもりだしたり、まだ波がありますが、レッスンを受ける前に比べたら、格段に良くなっていると思います。
息子は週1回のレッスンを楽しみにしていて、「江田先生に会えて本当によかった。お母さん、江田先生を探してくれてありがとう!」と言ってくれます。
これからもレッスンを続けながら、安定した発語感覚を身に付けて欲しいと思っています。
※ 小学生 オンライン・トレーニング ひ と こ と :
O君がまだ子供である6年生の時点で安定した話し方の習慣を身につけつつあるということは、これからの一生に渡る良い話し方の土台を築いていると言えましょう。ことばによる自己表現の経験と自信が広がっていくことが楽しみです。
親子ともども改善に向けてのバランス感覚を養っています。
Fくん (埼玉県在住 小学生3年 男子)のお母様(写真はイメージです)
小学生3年の息子がレッスンを受け始めて半年になります。
このカウンセリングを受けてみようと思ったのは、学校の授業参観で生徒がそれぞれ自分の抱負を発表した時、息子が「言葉がつまらないように話せるようにしたい。」と発表していたことがきっかけでした。
息子3歳頃か吃音があり、4歳の時、吃音の研究をしている耳鼻科医師に診てもらいました。「息子さんは顔面を歪める症状もある、大きくなっても残るでしょう・・・」続けて「軽度の吃音で悩む人もいれば、重症でも悩まない人がいる。吃音に負ける人と受け入れていく人と半々なんです。」とおっしゃいました。この言葉が忘れられません。
実は、私の父と弟にも吃音があります。弟は軽度ですが、性格的に二次的影響を受けて対人の不安から“吃音=生きづらさ”になってしまっています。一方、父は自分のどもる話し方を気にしていません。
弟の吃音がここまで深刻な問題になってしまったのは、過去に色々な要因があったように思います。父は“矯正所でしっかり練習をすれば治る”と信じて、弟を矯正所に通わせました。高い費用を出しても治らない弟にいら立ち、「治らないのはきちんと練習しないからだ」と言っていました。腹式呼吸を朝晩2時間するという練習メニューは、学生で時間があるとはいえ、なかなかできる訳ではありません。
学生の頃、授業での発表が嫌で学校を休んでしまっても、無理やり行かせるだけでした。両親も周囲に相談することもなく、ひた隠しにしていました。もっと協力を得られていれば、弟の状況も変わっていたと思います。
弟をとりまく環境を整えてあげたい・・・今もどうにかならないか・・・私としても苦しいところです。たまに声をかけて、温かく見守る・‥それしかできていないです。
私は弟の民間矯正所の苦い経験もあり、医療機関、言友会(吃音者の自助グループ)、小学校のことばの教室以外は全く信用できませんでした。
息子は以前から月2回程、小学校のことばの教室にも通っていますが、ここでは話し方の指導というより、リラックスして先生と会話を楽しむことに重点を置いています。先生との連絡帳があり、クラス担任の先生と保護者、ことばの先生との連携ができます。しかし先生は残念ながら吃音の理解は弱いと思います。
言友会の中高生の集いでは、吃音を持った子が沢山いて、皆似たような経験をしていることがわかり、理解が深まりました。半年に1回程、自宅の近くで開催する時だけ参加しています。
こんな中、もう少し話し方そのものにアプローチしたほうが良いのではという思いがありました。
ネットで探すと、さわやかカウンセリングがありました。実は8年前、弟に電話レッスンを受けてみることを相談したのですが断られました。今はスカイプ(オンライン)でのレッスンもできるようになっていて、トライアルレッスンがあることが良いと思いましたし、料金設定もわかりやすく安心でした。レッスンの内容が合わなかったら断ればよいと、軽い気持ちで受けることができました。
江田先生ご自身も幼少の頃から吃音があったということですが、自然に話されますので本当にそうであったかどうかは私にはわからない話し方です。
レッスンでは息子の話し方についていろいろ説明をいただき、その内容は納得できるものばかりでした。
「吃音は急になくなるものではなく将来も引きずるかもしれないが、船の舵をとるように安定した話し方で舵取りして話していくことを身につけていくことはできる。」
「治る治らないと線引きして考えないこと。あくまで良い話し方の感覚を育てていくことが大切。」
「どもらないようにと意識するのではなく、スポーツの練習のように良いイメージを描いて、良いと思う言い方があれば意識的に使っていくようにする。」
「卵アレルギーになって、アレルギーになった自分が悪いのだと責める人がいないように、どもってしまう自分をダメだと思わないこと。また、ことばが引っかかりやすいことを認めて、レッスンでの言い方を心がけていく。」
「出にくい時、最初の音を一緒にゆっくり言ってあげる。」・・・など。
江田先生のレッスンを受けているのは、改善に向けてのバランス感覚を親子で養うためなのだと思います。日常、あまり神経質にならず、でも少し話し方に気をつけて良い話し方にもっていくようなバランスを保つことが大切だと思います。
少々どもっても大丈夫と受け止め、息子の吃音を周囲に隠したりせず、必要な時はきちんと説明でき、周囲の理解を得られるように気を配っていきたいです。
今は月1回程度のレッスンでお世話になっています。小学3年生で年齢的にはまだ話すことの発達段階ですので、良い話し方を身につけていけるよう焦らずゆっくり見守っていきたいと思っています。
※ 小学生 オンライン・トレーニング ひ と こ と :
私は小学生4年の時、都内の吃音矯正所に約1年程通いました。矯正所ではリラックスして上手く話せるのですが、学校では本読み、発表ができず、精神的に苦労しました。日常の良い話し方の意識習慣が実践力となります。焦らずコツコツ育てていきたいものです。
小学生 オンライン・トレーニング 体験談 ⑫
話すことに自信がつき、性格も明るくなったことが何よりも嬉しいです。
Sくん(石川県在住 小学生6年 男子)のお母様
4月から小学生6年になる息子の母です。
3歳ごろからどもり始め、最初は「あ、あ、あ、」など最初の言葉を繰り返す言い方でした。小児科の先生に相談しましたが、そっとしておけば自然と治ると言われそのままにしてきました。
それから小学生になり、言葉を繰り返す吃音から言葉がつまる吃音へと変わりました。
5年生になってからは友達に笑われたりマネされたりするということが増え、しゃべるのが苦手という意識を持ち始め悩むようになりました。それまでは授業の発表も好きで自分から進んでする子だったのですが、また話せなかったらどうしようという不安から発表も苦手になっていきました。
自分を責め落ち込んでいる息子の姿を見ることがとても辛く、このままではいじめにもつながるのでは?という不安もありました。息子から「言葉の教室へ通いたい」と相談されてからは、私にしてあげられることは何だろうとすごく悩みました。
そんな時ネットでいろいろ調べているうちにこのホームページが目に留まりました。 吃音を治そうとするのではではなく、よい話し方を身につけて自信を持つことが大切というところにとても共感できました。
1回のレッスン料も良心的で、家で好きな時間にオンラインでレッスンが受けられるというところも魅力で、とりあえず始めてみたらどうかと息子に話すと「やりたい!!」と前向きな意見でした。ホームページのいろんな方々の体験談を読んでとても共感できたことと、江田先生自身も吃音経験者で克服したというところに信頼できそうだと思い、始めるなら中学生になる前の今しかない!と思いました。
元々会話が上手な方ではないのと70分も集中力が続くのかとちょっと心配でしたが、レッスンの途中で短い休憩が2回入ること、オンラインで先生と顔を見て話せることが小学生でも無理がなく、とても良いと思いました。
江田先生にはゆっくりとした丁寧な話し方で、息子の早口にも「ゆっくりでいいよ」と安心できる対応をしていただいています。1回目のレッスンが終わったとき、慣れないことに少し疲れた様子もありましたが、感想を聞くとこれからもずっと続けていきたいと、うれしそうな反応でした。
2回目のレッスンを受けた頃から息子の話すことへの意識、姿勢が目に見えるように変わっていきました。江田先生と話すことで安心感と自信が持てるようになってきたようで、学校の授業でもすすんで発表するようになったり、司会に立候補してみんなの中心となって話をするようになったりと、前とは明らかに様子が変わりました。
卒業式では卒業生に贈ることばを言うことに立候補して、クラスの候補者の中からみごとに選ばれました。そういった学校の出来事を江田先生が聞いてくださり、こうしたらもっといいねとかアドバイスもしていただいていることが息子の心の支えになっていると思います。
早口で滑舌も悪いので良い話し方をしっかり身に着けるということではまだ改善の時間はかかると思いますが、すでに自信を持てるようになり性格も明るくなったことが何よりも嬉しいです。これからもあせらず見守っていきたいなと思います。
- ※ 小学生 オンライン・トレーニング ひ と こ と :
- 吃音を治そうとすると、話し方にますますこだわってしまうものです。子どもであっても、あくまで気持ちの良い安定した発語感覚を体感していくことが大切です。
S君の学校での発表や、卒業式でひとこと語る体験など、貴重な経験をとおして話すことの自信を深めていることはとても喜ばしいことです。
小学生 オンライン・トレーニング 体験談 ⑬
あんなに苦手だった音読も、今は上手に読めるようになりました。
Fくん(東京都在住 小学生5年 男子)のお母様の手記
現在小学生5年の長男が江田先生のレッスンを受けてから、あっという間に1年が経とうとしています。
息子の吃音の症状が出始めたのは、小学生2年からでした。出始めた時は、本人も戸惑い、それからは授業中に自分から手を挙げて発言する事は一切なくなり、どうしたらいいかと気を揉(も)む毎日でした。
ネットで調べたり、本を読んだり、吃音矯正の教室を調べたりしていたそんな時に転校があり、新しい環境で、余計ひどく詰まり始め、友達とのコミュ二ケーションも難しくなってきました。
「家で毎日10分のレッスンで絶対治る」という教材をネットで申し込み、やってみましたが、自宅で自分たちだけでやるという事は、小学生の本人も私も根気が続かず、それに効果も目に見えてこなかったので、長続きしませんでした。
そんな時に江田先生のHPに出会い、4年生の時からレッスンを受けることになったのです。
オンラインでのレッスンを受け始めてからは、あんなに苦手だった音読も、今は上手に読めるようになりました。また、お友達とのコニュ二ケーションも順調にいくようになりました。
何といっても心強いのは、江田先生ご本人が吃音を抱えていらっしゃったのに、発語感覚をマスターして、今ではそうとは思えないほど、お話しできているという事です。それが、息子が自分も頑張れば先生の様に喋れるようになると、勇気づけられているのだと思います。
※ 小学生のオンライン・トレーニング コメント :
今、小学生のFくんはレッスンをとおして2つの改善ステップを踏んでいます。
①レッスンで、テキストや教科書を気持ちよく楽に読めるようになること。そして、学校での音読、発表の経験を重ねていくこと。
②家族や友達など、日常会話での安定した話し方を身につけていくこと。
安定した話し方を定着させていくことは、朗読より難しく、大人同様、容易ではありませんが、自分にとって安定した言い方の感覚を実践し続けて、安定度を高めていくことこそ確実な道です。
小学生 オンライン・トレーニング 体験談 ⑭
小学生の娘も私達両親も以前の不安な気持ちが随分軽くなりました。
Kさん(埼玉県在住 小学生5年 女子)のお母様の手記
娘の吃音が気になり始めたのは、幼稚園の年長の頃でした。先生に相談すると、『幼少の頃にはありがちで、だんだんとなくなっていくものです。お母さまがあまり気にしているのは逆効果ですよ。』と言われていました。
しかし、小学生になっても自然となくなることはなく、登校して朝一番の健康チェックを、クラスの一人一人順番にリズムよく返答するのですが、これが一日のスタートの大きな壁で、リズムよく返答する日もあれば、ピタリと娘の番で止まる日も多々ありました。
小学校からは「言葉の教室」を薦められるのですが、娘は自分だけ授業を切り上げて早退することにとても抵抗を感じ、避けていました。私も無理矢理行かせるのも、効果はないだろうと感じ、通うことはやめました。
しかし、良い時期悪い時期を交互に繰返しながら、一喜一憂する日々を過ごし、堂々巡りが続きました。将来もっと成長してから、面接、就職、仕事の中で、困って悩んで落ち込んでいる娘を想像すると、いたたまれない気持ちになりました。
何か動かないと何も変わっていかないと思い、ある時は、パソコンからの検索で、自宅でトレーニングする教材を買い求めて試みてみました。早口言葉や呼吸法、ツボ押しにイメージトレーニングなどでした。 しかし、自宅で根気強く続けることは難しく、また、本当に続けていっても効果は得られるのかという内容そのものが疑わしいものでした。
好転する実感もないまま、小学校も高学年になり、心配かけたくないのか、娘に様子を聞いても『大丈夫。大丈夫。』と言いますが、多感な時期でもあり、人知れず傷ついたり気を使ったりしてるのだろうと思うと、胸が痛くなりました。
そんな時、江田先生のホームページを目にし、吃音の捉え方や気持ちのいい話し方を身につけていくこと、他にも同じように悩んでいる方々の投稿などを拝見しました。とても共感でき、娘のことをもう理解していただいているような気にさえなりました。
江田先生なら、同じ吃音体験者として、娘の気持ちを受け止めて、改善に導いていただけるのではと感じ、受講を決めました。
そして今、2週間に1回のオンラインでのレッスンを開始してから半年が経とうとしています。ゆっくり穏やかにお話しされる江田先生とのレッスン。時々「学校の様子を話したよ!」と嬉しそうに話す娘の様子は、明らかに以前とは違い、吃音から逃げようとするより、受け止めようとしているようにも感じます。
毎回のレッスンで、娘の日常の話し方に劇的な変化があるというものではありませんし、内面の感覚がどう変わっているのかは私にはわかりませんが、娘も私達両親も以前の不安な気持ちが随分軽くなっているように思います。それが安定した話し方の習慣作りにつながっていると思います。江田先生にめぐりあえて本当によかったと思っています。
※ 小学生のオンライン・トレーニング コメント:
自分の納得のいく安定した話し方を習得していただくこと。これがレッスンの改善目的です。半年のレッスンの積み重ねで、安定した話し方の感覚を小学生なりに掴みつつあるKさんです。学校や家庭でのさまざまなお話し場面に接しながら、改善への良き話し方習慣を育ててください。
小学生 オンライン・トレーニング 体験談 ⑮
もっと早くやりたかった!
Tくん(佐賀県在住 小学生5年 男子)のお母様の手記
うちの息子に吃音がはじめて出たのは、確か2~3歳ぐらいだったと思います。きっかけははっきり覚えていませんが、「イヤイヤ期」のわがままに強くしかってしまったことが影響したかな、と思います。
はじめは少し心配しましたが、祖父も私も小さい頃(幼稚園頃)はどもっていたけど自然に治ったと聞いておりましたので、「本人に吃音を意識させずにいたら、自然に治るだろう」と思って特に手立てを打たずに様子をみておりました。
幼稚園の年中頃、お友達にマネをされたと言ってきたので、幼稚園の先生には注意してみていただくようにお願いしたことはあります。だけどその後は、特に幼稚園や小学校入学後も、本人が困った様子を私たち親の前では見せなかったので、気づかずにおりました。
吃音も、月単位でよかったり悪かったりの繰り返しで、入学後はだんだん気にならなくなり、「治ったのかな」と思った頃もありました。しかし、昨年学校で先生との人間関係にトラブルがみられた頃からか、急に吃音が定着するようになってしまいました。
そして、今年に入ってからは、本人が「どうしてぼくは、しゃべる時つまるの?」「ぼくだけが、こんな話し方なの」「友達に話しかけて新しい友達も作りたいのに、つまるから話しかけられないんだ」「大人になっても治らなかったらどうしよう」とか、色々疑問に思うことを聞いてくるようになりました。私もどう答えてよいかわからず、適当に流していたような気がします。そういう時にインターネットで、たまたま見つけたのが「さわやかカウンセリング」でした。
最初は半信半疑でした。電話をしてみると、江田先生本人が出られ、詳しく私の質問に答えてくださったので、安心してオンラインレッスンを始めることができました。
初回、息子はとても緊張していました。だけど、私が前もって「江田先生も昔は吃音があったけど治っておられ、吃音がある子の気持ちがよく分かってあるよ」と言っておいたのがよかったのか、質問されることには普段よりはっきり答えていたような気がします。
はじめに「吃音は病気ではなく、つっかかる話し方を体が覚えたことで、よい言い方を体にどんどん覚えさせることが大事」と教えてくださいました。また、「つっかかる人は世界中にたくさんいて、息子だけじゃない」と安心させてくださり、「吃音があってもアナウンサーや学校の先生など何でもなれる、なれない仕事はないこと」など、明るく励ましてくださりました。
それから、腹式呼吸や専用のテキストの音読をしていましたが、「か」「た」「や」「わ」行などかなり吃音がでていました。でも、楽に話す感覚を、一生懸命教えてくださりました。
2回目は初回のレッスンの効果か、少し緊張がほぐれたのか、かなり吃音が減っていましたが、「あ」行や「だれ」「なに」とかは、まだまだでした。
回数を重ねるうちにだんだんよくなり、はじめの4回は毎週受けていましたが、5回目からは2週間毎に間隔を延ばしました。だけどその間、先生のアドバイスどおり、国語の教科書の音読はほぼ毎日少しではありますが、やっていました。
トレーニングレッスンを始めて6回目には、ほとんど吃音が分からないようになりました。最近、本人もかなり自信が持てたようで、「算数の時間に発表したけど、大丈夫だった」「もうほとんどひっかからないよ。もし、ひっかかっても、言い直せばいえるから大丈夫」と、ついこの間まで「発表」や「音読」をあんなに嫌がり「自分の音読の番が近づくと心臓がばくばくいうんだ」とかいっていたのが嘘のようです。
この前は、息子が「もっと早くこのカウンセリングをやったらよかった」と私に言ってきました。学校の発表する機会が多かったのは低学年のころだったそうです。私たちは、人前で吃音が出てしまうことを息子がそんなにも不安に思って過ごしていたことを正直知りませんでした。もっと早く気づいてやればよかった。でも、もう大丈夫のような気がします。
オンラインレッスンのおかげで、息子は今まで不安に思っていた数々のことを解決し、体でよい話し方を覚えることができているようです。万が一ひっかかっても、修正する方法も身につけてきたようです。
これからも、定期的なカウンセリングを続けて、もっともっと自信を持って話ができるようになってくれたら、と期待しております。
※ 小学生 オンライン・トレーニング コメント :
小学生のT君がレッスンを受けてから、自分でどのように話していけばよいのかが分かってきた。そして気持ちが楽になってきた・・・とても喜ばしい改善プロセスです。朗読や発表など、いろいろなお話し場面にチャレンジして、話す自信を深めてください。
※下のフッターから更に多くの体験談を年齢別にお読みいただけます。